市では、特に重点を置いて取り組む政策の方向性として「こどもファースト」、「経済活性化」、「岐阜を動かす社会基盤整備」、「幸せで豊かな市民生活」、「持続可能な社会づくり」を令和6年度の政策ベクトルとして掲げています。この政策ベクトルを着実に深化させ、事業に取り組んでいきます。今号では、「経済活性化」について紹介します。
※他の政策ベクトルについては、広報ぎふで順次紹介します。
【経済活性化】
■市内経済を取り巻く現状
◇市内事業所数は減少傾向
出所:経済センサス
◇労働力不足が深刻化
出所:第61回岐阜市中小企業景況調査
◇観光客数は回復傾向も、コロナ前のピーク時には至っていない
出所:岐阜市観光統計
■主な事業概要
◆地域経済の活性化
▼[拡大]ぎふしスタートアップ創出事業
《スタートアップ推進室を新設》
◇起業を促す環境づくり
・豊富な経験を持つスタートアップの先駆者が起業家をバックアップするなど、岐阜市版スタートアップ
・エコシステム※を拡充・ステーションAi(10月に名古屋に開業予定のスタートアップ支援拠点)の活用
◇スタートアップを育む土壌づくり
・産学官連携によるアントレプレナーシップ(起業家精神)の醸成
・スタートアップ相談窓口(Neowork-Gifu)
・GIFU IGNITE(交流会)の開催
※岐阜市版スタートアップ・エコシステム
岐阜市において、スタートアップを目指す企業と投資家、研究機関などが連携することで企業の育成や経済成長などを生み出すビジネス環境。
▼「ものづくり産業等集積地計画」推進事業
《企業立地を推進し雇用創出・経済発展を図る》
◇三輪地域
●農業6次産業化の企業集積を推進
・参入希望企業などと土地利用などの検討を進め、立地の実現に向けて事業を推進
◇柳津地域
●製造業・物流業の企業集積を推進
・進出予定企業と調整し民間による造成立地を推進
▼ワークダイバーシティの推進
《ワークダイバーシティ推進事業》
●さまざまな働きづらさを抱える人の就労を支援
・WORK!DIVERSITY実証化モデル事業
・女性の就業・活躍促進事業
・若者・学生の就労支援事業
●ワークダイバーシティand働きがい改革推進協議体※の理念の浸透
※ワークダイバーシティand働きがい改革推進協議体
多様で柔軟な働き方(ワークダイバーシティ)や従業員の働きがい改革を推進する岐阜市と市内企業による官民合同の協議体。
◆持続可能な観光の推進
▼[拡大]観光地域づくり法人(DMO※)との連携
●観光地域づくり候補法人(候補DMO)として認定を受けた(公財)岐阜観光コンベンション協会の組織体制を強化
・DMO推進部門を新設
・最高マーケティング責任者の雇用・観光関係団体で構成された「未来の岐阜ツーリズム会議」を定期開催し、意見交換や情報を共有
・各種データの分析による観光マーケティングに基づく戦略的な観光施策を推進
●DMOを中心として地域の観光関係団体を巻き込み、地域一体となった観光推進体制を構築
▼[拡大]インバウンド推進
《インバウンド推進室を新設》
●インバウンド誘客の強化
・観光交流協定等に基づき、海外の旅行会社と連携し、中国などからの誘客を促進
・岐阜・下呂・郡上観光宣伝協議会により台湾への誘客宣伝を実施
●外国人観光客動向調査の実施
※DMO(ディーエムオー)
多様な関係者と協働しながら、観光地域づくりのかじ取り役となる法人。(公財)岐阜観光コンベンション協会が、3月に候補DMOとして観光庁の認定を受けた。
問合せ:広報広聴課
【電話】214-2387