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岐阜市ワークダイバーシティ&働きがい改革 推進協議体を設立しました(3)

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岐阜県岐阜市

◆ひだまりほーむグループ(株)鷲見製材 代表取締役社長 石橋常行さん
〇社員を第一に考え仕事より子どもを優先
社長は社員を第一に考え、社員はお客様を第一に考えることを基本スタンスとしています。経営計画で、仕事より子どもを優先すると宣言しており、子どもの発熱の際は男女を問わず、社員は何のわだかまりもなく帰宅できています。また、育児休暇から復帰するときは、フルタイム、時短、残業無しから好きな働き方を選択でき、いつでも自由に変えられる仕組みとしています。現在、女性の育児休暇からの復帰率は、パートも含めて100%です。

〇自立して自走する社員の育成
会社の理念や志を自分の言葉で解釈してもらい、それを旗印とすることが重要です。旗印に向かうプロセスは人それぞれであり、自ら考え、それをしっかりと振り返り、自立して自走する。そうした社員を育成するために、定期的に全社員が立ち止まって振り返る機会を設けています。

◆中部事務機(株) 代表取締役 辻慶一さん
〇多様な支援制度により女性の活躍を推進
短時間正社員制度、フレックス制度、在宅勤務で働きやすい環境を整えています。また、子育て中の社員や高齢の家族をもつ社員を支援するため、小学生の子どもの世話や親の介護に使えるファミリーサポート休暇を導入し、対象者1人あたり6日の有給休暇を加算しています。さらに、会社が保育園と提携し、安価な保育料での保育の提供、子連れ出勤の実証実験も行っています。こうした子育て中の人でも働きやすい環境があることを自社の強みと捉え、子育て中の女性を正社員として積極的に採用しています。

〇採用ブランディングの推進
入社後のギャップによる離職を避けるためには、採用時から働き方の提案を行う必要があると認識し、広報ブランディング室を立ち上げ、戦略的な採用ブランディングを展開しています。また、一度離職した社員の再入社も認めています。

◆(株)ディマンシェ 代表取締役 白木希佳さん
〇女性のライフステージに応じた支援により女性の活躍を促進
妊娠から育児休暇までに必要な備えを記した「仕事と家庭の両立ハンドブック」と「母性健康管理制度マニュアル」を作成しています。男性も含め社内全体への周知をしています。また、「育児休業復帰支援プラン」を導入し、育休中の在宅講習や職場環境適応講習、職場復帰直前・直後講習、復帰後の相談窓口の設置など、職場感覚を取り戻すためのきめ細かな復帰サポートを実践し、円滑な復帰を支援しています。

〇男女の分け隔てなく、社員を計画的に育成
職種や階級ごとに求められる能力や給与を明確化した「キャリアアップパスプラン」を設け、男女の分け隔てなく、係長級の社員を計画的に育成しています。管理職に占める女性の割合は57.1%で同業者の平均値を大きく上回っています。

◆(株)ドングルズ 代表取締役 松岡慎也さん
〇時間や場所に制約のある方を短時間テレワーク形式で雇用
市とソフトバンク(株)の連携事業である「テレワークを活用したショートタイムワーク事業」に参加しています。令和4年度から、小学生2人を子育て中の女性など、子育てにより通勤や勤務時間に制約のある方4人を短時間テレワーク形式で雇用し、子ども向けの資料作りなどで活躍してもらっています。

〇ショートタイムワークの可能性
ワーカーには、動画の編集やチラシの作成を行ってもらうなど、高いデザインスキルを要する業務も行ってもらっています。この事業を通して、世の中には高いスキルを持ちながら埋もれている女性の人材が多数いることを実感しました。

◆内藤建設(株) 代表取締役社長 内藤宙さん
〇多様な社員教育により人材を育成
社員に毎月人間学を学ぶ雑誌を届け、社員は4人1グループで1時間半かけて意見交換をしています。同じ記事を読んでも、若い社員と60歳の社員では感じ方が違うということを理解してもらうことも重要であると考えています。また、他社の会社見学で得た気づきを、社員に自社で実践してもらう取り組みも行っています。

〇社員同士のコミュニケーションを促進
会社の補助で、社員同士の飲みニケーションを毎月1回行っており、社員間の良好なコミュニケーションをとることで上下関係・部門間・世代間のギャップ解消に寄与しています。また「ありがとう!」という感謝の気持ちをあらわしやすくするためにサンクスカードを社員同士で渡し合う取り組みを行っています。さらに、SDG’sチームなど、さまざまなテーマに取り組む、部署を横断するチームを10チームつくり活動しています。

◆(株)Brand Vision(ブランドビジョン) 代表取締役社長 橋本知樹さん
〇デジタルを活用しリモートワークを実現
幼い子どもがいて、できるだけ面倒を見てあげたいという方にもお仕事をしていただけるようにリモートワークを活用し、多くの方に実践していただいております。通常業務におけるコミュニケーションのほか、定例会もZооmなどを使い、リモートを活用しています。

〇リモートワークを実践するための取り組み
業務の進捗状況を把握するため、業務ごとに進捗を確認する仕組みを社内で共有するほか、毎週月曜日にはミーティングも実施しています。また、1案件ごとに業務時間の上限を設定し、その時間内で成果をあげることとしています。

◆(株)リーピー 代表取締役 川口聡さん
〇優秀な人材を確保することで生産性を高める
経営においては、いかに優秀な人材を採用するか、雇用を守るかということが大切で、そのために働きやすい環境をつくっています。自社の社員の休日は、創業時から年間130日あり、また、裁量労働制かつコアタイムの無いフレックスタイム制の導入により、一人一人の社員にあわせた働き方を実現しています。優秀な人材を採用することができると、仕事のクオリティが高まり、口コミなどで顧客も広がり、売り上げが上がり、生産性が高まります。

〇全国から人材を採用することが働き方改革につながる
本気で人を採用しようと考えるならば、全国から人材を採用するという発想が必要であり、さらに、せっかく採用した働き方改革に敏感な今の世代の社員が離職しないようにすることが、会社自体の働き方改革につながっていきます。

問合せ:労働雇用課
【電話】214-2358

       

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