今年は、「誠実」な市政運営になお一層努め、あらゆる社会課題の解決に挑戦し、オール岐阜の力で岐阜を動かし続けてまいります。
■「岐阜を動かす」まちづくり
岐阜市長 柴橋正直
あけましておめでとうございます。
皆さまにおかれましては、和やかに新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
また、旧年中は、岐阜市の発展のため「オール岐阜のまちづくり」に市民の皆さま方から、幅広くご協力をいただきましたことに、厚く御礼申し上げます。
さて、本市では「岐阜を動かす」まちづくりを着実に前進させ、未来を見据えた施策を推進しております。その象徴として、「柳ケ瀬グラッスル35」や「セントラルパーク金公園」の完成などにより、柳ケ瀬あるいは金公園周辺に新たな人の流れができ、30代以下の若い滞在者も増えました。柳ケ瀬および、その周辺では、リノベーションまちづくりなどにより、直近2年で約100店舗の新規出店があるなど、若い方のまちづくり活動が加速しており、柳ケ瀬エリアに変化が生まれています。また、社会動態においても、近年では30代・40代の子育て世代は転入超過であり、それに加え、令和5年度の市民意識調査において、20代・30代から見た、中心市街地の「にぎわい」については「高まっている」、「どちらかといえば高まっている」という回答が10年前と比べて、約20ポイント増え、35%となっております。「岐阜を動かす」ために蒔(ま)いた種が実を結びつつあり、それがデータにも表れ始めています。
一方、中心市街地以外においても、長森駅北口交通広場整備、岐阜ファミリーパークの再整備、岐阜薬科大学の新キャンパス整備、三輪地域や柳津地域のものづくり産業等集積地整備など、多様な地域課題の解決に向けた取り組みを進めており、中心部、郊外部を問わず「岐阜を動かす」まちづくりをより一層推進してまいります。
今年の岐阜は文化の年でもあります。全国の高校生による文化の祭典である「第48回 全国高等学校 総合文化祭」、また、全国的規模の文化の祭典である「第39回 国民文化祭」と「第24回 全国障害者芸術・文化祭」が岐阜県で開催されます。
本市においてもこうした機会をとらえ、文化芸術の発展はもとより、観光振興、まちづくり、国際交流など各種施策と連携した取り組みにより、岐阜市の魅力を発信してまいります。
本年も各施策を着実に前進させ、市民の皆さまの幸せに貢献できるよう取り組んでまいります。
■地域に根差した持続可能なまちづくり
岐阜市議会議長 石井浩二
あけましておめでとうございます。
令和6年の新春を迎えるにあたり、市民の皆さまに心よりお慶び申し上げます。また、平素より市議会の活動にご理解を賜り御礼申し上げます。
昨年は、コロナ禍を経て、4年ぶりに岐阜の夜空を彩るぎふ長良川花火大会が開催され、また、地域のイベントや学校での行事などもコロナ禍前の規模で開催されるなど、社会や経済活動が平時に戻りつつある一年となりました。
一方で、人口減少や少子高齢化の進展による地域の担い手や働き手の不足、エネルギー価格などの物価の高騰による、家庭や企業などの負担増、自然災害の頻発化・激甚化、地域コミュニティの希薄化など、本市を取り巻く厳しい状況は続いております。また、その課題に応じて、市民の皆さまのニーズも一層複雑かつ多様化してきております。
これらの課題やニーズへ対応するためには、行政だけではなく、地域や民間事業者の皆さまの参画のもと、オール岐阜で対応することが重要であり、一つずつ地道に積み重ねることにより、次世代に負担を先送りしない、将来にわたり持続可能な都市経営を継続することが可能であると考えております。
我々、市議会といたしましても、二元代表制の一翼を担う議決機関として、その役割と責任を果たしてまいります。
今後も引き続き、直面する課題一つ一つに丁寧かつスピード感を持って臨み、岐阜市が将来にわたり持続可能な都市となるよう、地域に根差した施策などを、執行機関である市長と一体となって、取り組んでまいる所存であります。
一方で、市議会は、市民に開かれた議会であることが重要であります。今後とも市民の皆さまの負託に応えるため、さらなる議会改革などを通して、議会活動にご理解をいただけるよう努力する所存であります。引き続きご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
年頭に当たり、この一年が皆さまにとって実り多き年となりますことをお祈り申し上げます。
■新年のお慶びを申し上げます
岐阜市議会