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登下校時の子どもたちをビッグデータ・AIで守る!

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岐阜県岐阜市

市では、市内全ての小学校を対象として、3年に1回、学校、教育委員会、PTA、警察、道路管理者(県・市など)による通学路の合同点検を行い、防護柵の設置や交差点のカラー舗装化などの安全対策を実施してきました。また、関係機関や地域の各種団体において、交通規制や交通安全教育、見守り活動が行われています。
こうした中、今年度は、さらなる通学路の安全性向上に向けた取り組みとして、市橋・島・柳津・芥見の4地区で通学路安全対策ワークショップを先行実施しています。第1回ワークショップでは、地域の課題や問題点などを共有し、2回目以降では、ビッグデータやAI(人工知能)技術などを活用して危険箇所を見える化することで、安全対策や優先順位などを決定します。また、この新たな取り組みを、来年度以降、順次各地区へ展開していきます。

■ワークショップのポイント
▼住民自治で安全対策
子どもたちを取り巻くあらゆる関係者の皆さんが参加
※交通事情に精通した地域各種団体、地元自治会、見守りボランティアが新たに参加

▼ビッグデータやAI 技術を活用した危険箇所の見える化
データ重ね合わせ
○車両走行データ(ビッグデータ)
○交通事故統計データ( ビッグデータ)
○AI解析による事故発生リスクの評価

危険箇所を見える化した地図(イメージ)
※本紙をご覧ください。

急ブレーキの発生箇所や生活道路への抜け道などの車両走行データ、交通事故統計データなどのビッグデータ、AI解析による事故発生リスクの評価などを重ね合わせた地図により、事故につながる恐れのある危険箇所を見える化

■ワークショップの進め方
▽第1回
・交通安全知識の共有
・地域の課題・問題の共有(意見交換)

▽第2回以降
・ビッグデータ・AI解析などの情報を重ね合わせた地図をもとに課題を共有(危険箇所を抽出)
・具体的な安全対策を検討

・安全対策と優先順位の決定
・関係者全員の合意形成

▽ハード・ソフト対策の実施

《第1回ワークショップの様子》
▽01 警察や地域などの取り組み紹介
・警察…ゾーン30(最高速度30キロの区域規制)の交通規制や可搬式オービスによるスピード違反の取り締まりなどの取り組みについて紹介
・地域…交通安全教育や街頭啓発活動、見守り活動などの日々の取り組みについて紹介

▽02 テーブルディスカッション
さまざまな立場の参加者
・交通安全協会
・PTA
・見守り隊
・自治会 など

通学路の危険箇所について活発に意見交換

▽03 全体ディスカッション
テーブルディスカッションで意見交換した危険箇所を発表し、会場全体で共有

◎こんな課題が共有されました
・道路や歩道の幅員が狭い
・歩行空間(歩道)がない
・交差点での待ち場がない
・区画線がない
・見通しが悪い(塀、カーブ、看板など)
・車のマナーが悪い(規制の無視)
・車の交通量が多い
・自転車のマナーが悪い など

⇒今後のワークショップで、ビッグデータなどを活用し、危険箇所を見える化して共有の上、安全対策や優先順位を決定していきます。

問合せ:道路建設課
【電話】214-2191

企画・編集:広報広聴課

       

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