翔べ誰よりも髙く東海の空へ

岐阜県開催競技日程・会場
○競技種目別開会式
●競技
◆競技後閉会式
□競技種目別閉会式

※岐阜市内の会場には、公共交通機関での来場にご協力ください。

高等学校最大のスポーツの祭典である「全国高等学校総合体育大会(インターハイ)」。今年度は31競技が7月26日(木)～8月20日(月)まで、三重県を中心とした東海ブロック(三重県、愛知県、静岡県、岐阜県)で開催され、そのうち「ボクシング」と「空手道」の2競技が8月に岐阜市で開催されます。全国の予選を勝ち抜いた高校生が繰り広げる熱戦に、ぜひご声援ください。詳しくは「2018東海総体」ホームページをご覧ください。

問合せ：高校総体推進室【電話】214-2222

■ボクシング
期間：8月1日(水)～7日(火)
場所：OKBぎふ清流アリーナ(薮田南2-1-1)
○競技概要
体重別にピン、ライトフライ、フライ、バンタム、ライト、ライトウェルター、ウェルター、ミドル級の8階級に分かれています。2分×3ラウンドで各ラウンド間に1分の休憩があり、5人のジャッジが「ターゲットエリアへの質の高い打撃数」、「技術や戦術の優劣を伴って競技を支配していること」、「積極性」の採点基準に基づき採点し、ポイントを競います。ポイントに大差がついた場合や選手の負傷などレフェリーの判断により、ラウンド途中でストップすることもあります。

○競技日程
※開会式8/1(水)14：30～・閉会式8/7(火)13：00～

■バンタム級　橋本仰未(はしもとこうみ)選手　岐阜工業高校2年生(岐阜市在住)
ボクシングとの出会いは小学2年生の時。5歳から取り組んでいた空手の技術向上のためにと、ボクシングスクールに通ったことがきっかけでした。その後、高校進学を前に中学3年生で本格的にボクシングの道を選択します。「ボクシングのスピード感が面白い。1対1で向き合い、お互いにかけ引きをしながら、相手を打ち負かすのが最大の魅力」と語ります。
幼少期に空手で世界選手権3連覇の偉業を達成した橋本選手の持ち味はスピードとパワー。166cmと小柄ながらも人並み外れた筋力でバンタム級に出場し、東海大会優勝などの実績を誇ります。幼少期から橋本選手を指導してきた同校ボクシング部の細野光史監督は「かけ引きの能力、間合いの取り方に長けている。空手で培ったスピードとパンチ力が彼の強み」と評価します。
地元開催となる今大会の目標は、日本チャンピオンになること。「アマチュアの試合は2分×3ラウンドと、戦いの時間が短いため、息つく暇もないくらいの試合展開となる。プロとは違うアマチュアならではの面白さ、高校生同士の迫力ある戦いを、ぜひ生で見てほしい。実際に会場で僕たちの試合を見てもらうことで、ボクシングに興味を持ってくれる人が増えれば」と期待を寄せます。

■空手道
期間：8月3日(金)～6日(月)
場所：岐阜メモリアルセンターで愛ドーム(長良福光大野2675-28)
○競技概要
「形(かた)」と「組手」の2種目があります。「形」は攻防を想定した動きを演じ、技のスピードや呼吸、集中力などがポイントとなり、審判員が優劣を判断します。「組手」は安全具を着用し、コントロールされた技「寸止め」による1対1の攻防を行います。採点方式で、主なものは上段「頭部」への蹴り、相手を倒しての突き技は一本(3ポイント)、中段「腹部」への蹴りは技あり(2ポイント)、上段・中段への突きは有効(1ポイント)が与えられ、2分間の時間内に相手と8ポイント差をつけるか、競技時間終了時のポイント数で勝敗を競います。
○競技日程
※開会式8/3(金)16：00～・閉会式8/6(月)15：30～

■女子個人　形　萩原彩日(はぎわらあやか)選手　県立岐阜商業高校2年生(岐阜市在住)
空手を始めたのは4歳の時。空手道場に通っていた兄の姿に憧れたことがきっかけでした。組手と形の両方に取り組んできましたが、中学3年生から得意だった形に専念します。「形は相手をイメージして、一つ一つの技、動作を行う。技のスピード、力強さに加え、呼吸や表情、雰囲気なども重要な要素となるため、常に緊張感が伴い、見ていて迫力がある」と形の魅力を語ります。
小学生の頃から、何度も全国大会に出場し、上位の成績を残してきましたが、「負けてからが大事」と人一倍の努力を重ねてきました。そんな萩原選手の強みは技のスピード。小柄な体格ですがスピードを生かし、自分の形を高めてきました。同校空手部を指導する金子浩士監督も「形を大きく見せ、スピードも他の選手より優れている。全国でも優勝を目指せる実力がある」とその技術の高さを評価します。
「スピードには自信があるけど、力強さも重視される。大会では今まで以上に力強さのある形を披露したい。空手を見る機会はあまりないと思うので、たくさんの人に見に来てもらって、空手の迫力を楽しんでもらいたい」と笑顔を見せる萩原選手。地元で開催される今大会での優勝を目指し気合が入ります。