【計画期間】 平成30年度から5年間
◇食育とは?
生きる上での基本であって、知育、徳育、体育の基礎となるべきものであり、さまざまな経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てることをいいます。〔参考〕食育基本法
【基本的な考え方】
◆基本理念
健康な心と身体を育む力を身につけ、自らがその力を活用し、次の世代へつなげていくことができる
◆6つの基本目標
(1)食事の重要性、食事の喜び、楽しさが理解できる
(2)望ましい栄養や食事の摂り方を理解し、自己管理ができる
(3)正しい知識・情報により、食品の品質や安全性などについて自ら判断できる
(4)食物を大切にし、食物の生産などに関わる人々に感謝できる
(5)食事のマナーや食事を通じた人間関係形成能力が身についている
(6)市の特産品や日本の食文化・歴史が理解でき、生活に反映することができる
~6つの基本目標に基づいて、乳幼児期、学童期と思春期、青年期と壮年期、高齢期の4つのライフステージに応じ、切れ目のない食育を展開していきます~
【重点事業】
ライフステージに応じた切れ目のない食育
◇乳幼児期
生涯にわたり健康づくりの基礎となる食習慣が形成できるよう、乳幼児の食育や妊娠・出産・子育てにおける適切な食生活の実践などを支援します。
◇学童期・思春期
食を大切にする心を養い、食に関する自己管理能力が身に着けられるよう、学校教育における食育、学校と地域との連携による食育、貧困や孤食の状況にある家庭の子どもの食生活支援などを推進します。
◇青年期・壮年期
適切な自己管理のもと健全な食生活を送ることができるよう、職場訪問や歯科保健事業での健康教育などを推進します。
◇高齢期
いつまでもいきいきと暮らすことができるよう、地域団体と協働しながらフレイル予防へ向けた栄養・食生活改善などを推進します。
◆食生活・栄養改善へ向けた健康教育
市民が自らの食習慣を見直すことで、生活習慣病予防、健康寿命延伸が図れるよう、地域住民と協働し食生活・栄養改善へ向けた健康教育を推進します。
◆食農教育の推進
生命の源である食と農(農業)についての学びと体験を通じ、農業の魅力と楽しさ、食の大切さを伝え、生産者への感謝の気持ちを育むことができるよう食農教育推進のための機会と素材の充実を図ります。
◆食による循環型社会づくり
市民一人ひとりが実践可能な取り組みを提示しながら食による循環型社会づくりが図れるよう、市民と協働で推進する食品ロス削減へ向けた啓発、ダンボールコンポストの普及を推進します。
【計画の位置づけ】
岐阜市食育推進計画は、食育基本法第18条第1項に規定する市町村食育推進計画として、国の食育推進基本計画、岐阜県食育推進基本計画と整合性を図り、市政の総合的・計画的な運営指針である岐阜市総合計画基本構想の方針に沿うことはもとより、第三次ぎふ市民健康基本計画などの関連計画と整合・調整を図りながら、食育を推進するための計画とします。
問合せ:健康増進課【電話】252-7193