家具・家電製品の転倒・落下、ガラスの飛散を防止
「生き残ってから」のことよりも、まず「生き残るため・死なないための対策」を!地震発生時には、家具が転倒することにより「下敷きになってけがをする」「逃げ道をふさがれ、避難が遅れてしまう」などの危険があります。地震から命を守るために、まずは身近な空間の安全確保として、家具固定を実施しましょう。
◆家具や家電製品は固定する
◦家具はL字金具や突っ張り棒で固定する。
◦家具の下に滑り止めを敷く、くさびを入れる。
◦重い物を下に、軽い物を上に収納し、重心を低く。
◦家具の上に物を置かない。
◦テレビは転倒防止用バンドやスタンドで背面やテレビ台と固定する。
◆ガラスなどの飛散を防ぐ
◦窓ガラスや食器棚のガラスなどに、飛散防止シートを貼る。
◦食器棚などの開き扉は掛け金などを使い、扉が開かないようにする。
◦吊り下げ型照明器具は、ワイヤーなどで補強、または固定型にかえる。
◆避難時の通路を確保する
◦避難時の通路となる廊下やドア、玄関には家具や荷物を置かない。
◦寝室や高齢者・子どもの部屋には大型家具を置かない。
◦家具や家電製品が倒れても安全な位置で就寝する。
◆火災を防ぐために
◦カーテンは防炎加工品を使用する。
◦ガスコンロなど火元付近には物を置かない。
◦火元付近に消火器を備える。浴槽に水を張る。
●家具固定器具の取り付けを行っています
家電製品を除き、寝室に設置された家具2点まで、家具固定器具(金具代は申請者の負担)を取り付けています。申請方法など詳しくはお問い合わせください。
対象者:
1)高齢者(65歳以上)のみの世帯に属する人。
2)要介護認定者。
3)身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの人。
問合せ: 都市防災政策課TEL 267-4763
●木造住宅の耐震化を支援しています
市は、 昭和56年5月31日以前に着工された一戸建て木造住宅を対象に、以下の事業を行っています。ぜひご利用ください。
●木造住宅耐震診断
戸数:約120戸
診断料:無料
受付期間: 12月28日(木)まで
持ち物: 印鑑、家屋の課税明細書など
●木造住宅耐震補強工事補助
岐阜県木造住宅耐震相談士が設計・監理する補強工事に対し、費用の一部を補助します。
補助金額: 補強方法により上限101万1千円または上限84万円以内
戸数:約20戸
受付期間: 10月31日(火)まで
●耐震シェルター等設置事業費補助
地震時に迅速な自力避難が困難な高齢者などの生命の安全を確保するため、木造住宅に耐震シェルターまたは防災ベッドを設置する費用の一部を補助します。
補助金額: 対象経費の10分の9(上限27万円)
戸数:4戸
受付期間: 12月28日(木)まで
共通:※先着順。募集戸数に達し次第終了。具体的な基準などはお問い合わせください。
申込み・問合せ: 開庁日時に直接建築指導課(本庁舎6階・ TEL 265-3904) へ。
台風・大雨の時には
●危険が迫る前に早めの避難
避難勧告などの避難に関する情報は、各世帯の家族構成や地形、降雨状況が異なるため、すべての世帯に最適なタイミングで発令することが困難です。雨の降り方によっては、避難に関する情報が出されるよりも前に、自主的に避難することが必要です。「危険を察知して自分の命を守る行動をとる」能力を身に付けることが大切です。
●あわてて外にでない
避難する前に、屋外の状況や自分がいる場所の地形をもう一度確認しましょう。決壊しそうな河川が近くにあったり、すでに街中に水があふれている場合は外に出るのはかえって危ない場合があります。少しでも危険を感じたら無理して避難場所に向かうのではなく、自宅2階などの家の中の安全な場所に移動しましょう。