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未来につなぐ岐阜市の財産・長良川

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岐阜県岐阜市

~ぎふ長良川鵜飼かわまちづくり計画~
市では、令和2年度に長良川の歴史、文化、景観を1000年先へも継承し、持続可能なかわまちづくりを推進する「ぎふ長良川鵜飼かわまちづくり計画」を策定しました。この計画に基づき、国や民間事業者、地元住民と連携し、「水辺空間」と「まち空間」が融合した魅力的な空間形成を目指す取り組みを進めています。

◆基本コンセプト
長良川の歴史、文化、景観を1000年先も継承し続ける持続可能な地域を目指して~未来につなぐ岐阜市の財産・長良川~

◆基本理念
長良川の自然や人々の営みを物語る歴史や文化といった資源を磨き上げ、国内外に発信し、シビックプライドの醸成と地域活性化につなげることで、1000年先も魅力と賑(にぎ)わいに満ちた持続可能なかわまちづくりを推進

◆基本方針
守る 川がもつ本物の魅力と川文化を守る
親しむ 川がもつ本物の魅力に親しむ
創る 川の新たな魅力を創る

◆これまでの主な取り組み
(1)長良川右岸プロムナードで夜市やマルシェなどのイベント時に活用できる電源盤を設置
(2)国において、白い玉石(たまいし)で覆われたかつての砂礫(されき)河原の景観を復元
(3)旧いとう旅館の活用整備

長良川右岸プロムナードは、令和3年3月に国の都市・地域再生等利用区域の指定を受け、当該区域内での使用承認を受けた民間事業者などによる商業利用ができます。
使用区域:長良川うかいミュ―ジアム地先(東西約120m)
夜市やマルシェなど、各種イベントでの利用を受付中!
詳細は、市ホームページ(『HP』1014985)に掲載。

◇砂礫河原整備
木曽川水系河川整備計画において、河川環境の整備と保全として、「砂礫河原の再生」が位置付けられています。河川環境の改善に向け、鏡岩付近10,900平方メートルの砂礫河原再生を実施しました。

■ピックアップ
歴史と文化を継承し、新たな観光スポットとして再生~旧いとう旅館の活用整備~

◇旧いとう旅館の歴史
戦後間もない昭和21年に建築され、高松宮ご夫妻が宿泊されました。また、大河ドラマ第1作(花の生涯)の原作者である舟橋聖一さんが宿泊し、岐阜を舞台とする小説「白い魔魚」を執筆した歴史をもつ旅館です。平成27年、前所有者の「歴史あるまちづくりに生かしてほしい」とのご意思により、岐阜市に寄付されました。

◇新たな施設の概要
旧いとう旅館が所在する川原町は、かつて城下町の川湊として発展し、現在も町家が軒を連ねる景観を維持する、市を代表する観光エリアです。観光振興や歴史あるまちづくりに生かせるよう、民間活力による既存の施設を活用した整備と運営を一体で行う方針により事業を進め、(株)十八楼により、東西2棟からなる一棟貸しの滞在型宿泊施設として再生されました。今後、宿泊施設「宿いとう」としての利用のほか、市民向けのイベント(民話ライブなど)も開催予定です。

◇施設の特徴
柱や梁(はり)をはじめ、歴史的に価値ある部材などを活用しています。

■川原町まちづくり会
桑原善吉会長
歴史と伝統文化を大切に守り続ける川原町エリアで、貴重な遺産「旧いとう旅館」が新たな装いで再生されましたことは、慶賀の至りに存じます。この館でしか味わえない歴史と風景を体感すれば、この後も岐阜を好きになる人たちが増え続けるでしょう。
近年多数のお店が出店し、賑わいを創出している川原町エリアで、「宿いとう」も魅力向上の一翼を担っていただけることを期待しております。

問合せ:ぎふ魅力づくり推進政策課
【電話】265-3980

       

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