■激動の時代、油断せず備えを
中国武漢市での新型コロナウイルス感染症が日本にも及び、1月27日に岐阜県が「新型コロナウイルス肺炎警戒本部員会議」を開催したことを受け、岐阜市でも翌28日に警戒本部会議を開催しました。保健所地域保健課、市民健康センターで相談を受けるとともに、感染症対策の周知を庁内、関係団体などに行う等、取り組みを進めています。咳エチケットや手洗い等の感染症対策の励行をよろしくお願いします。
2018年は7月豪雨など風水害と豚熱が発生、2019年は伊勢湾台風60年の年に、台風19号が長野県や東北地方などに大水害をもたらし、台風の進路がもう少し西だったらと想像すると、肝を冷やした年でした。また、気候変動によるオーストラリアの森林火災をはじめ、世界各地で自然環境が破壊されています。私たちは、全地球規模で激動の時代に立たされていると認識すべきです。
先日、岐阜小学校の防災教育の授業を見学しました。国土交通省木曽川上流河川事務所のご協力をいただき、子ども達はグループで地域のハザードマップを見ながら、浸水想定区域、避難所の位置や避難経路、支援を必要とする高齢者や幼い子どもがいる近所の家庭などを確認し、いつまでに、どこへ、誰と、どのように避難するか議論しました。具体的にイメージした防災教育は、大変重要です。
災害、感染症が、いつ発生するか分からない時代です。子ども達は、近所の人に声をかけて避難しようと発表してくれました。まさに共助の精神のもと、お互い油断することなく、日ごろから不測の事態に備えましょう。
岐阜市長 柴橋