文字サイズ

岐阜を動かす(17)

9/65

岐阜県岐阜市

■いじめ・差別・虐待のない社会を
昨年7月、市内中学校におけるいじめが主因となり、生徒が自ら命を絶ちました。痛恨の極みであり、心より哀悼の意を表します。いじめ防止対策推進法に基づき、「岐阜市教育委員会いじめ問題対策委員会」は、いじめに関する事実関係、学校等の対応の事実関係、いじめと当該生徒の死との関係について調査検証を行い、12月23日に、再発防止策の提言も含めた調査報告書を教育委員会に答申しました。
また、昨年の9月議会において設置を認めていただいた市長の諮問機関「岐阜市公教育検討会議」では、生命の尊厳への理解やお互いを大事にする学校風土の醸成、不登校の子どもたちの教育機会の確保、学校組織や教職員のあり方、子どもや学校と地域との関わりなどをテーマに、英知を結集していただいているところです。
今後、市長と教育委員会が議論する「岐阜市総合教育会議」において、いじめ問題対策委員会の答申や公教育検討会議の議論を踏まえて私の考えをお伝えし、教育委員会と連携して、子どもたちが安心して学べる環境づくりに全力を尽くしてまいります。
当該生徒が亡くなった日は私の誕生日であり、深く心に刻み込まれました。人は誰でも幸せな人生を歩みたいと願っています。いじめ・差別・虐待のない社会をつくりたい。当該生徒の2人の同級生が声を上げてくれたことは、私たちの励みです。傍観者ではなく、自ら考え行動する勇気に感謝します。今年も市民の皆さんのお力添えを、よろしくお願いいたします。
岐阜市長 柴橋

       

岐阜市から市民の皆さまへ大切な情報をお届けします。 広報プラス ーわたしの広報ぎふー

MENU