今、複数の校区ごとに、自治会連合会やまちづくり協議会の皆さんと懇話会を行っています。まちづくり協議会で地域のビジョンを策定していただけるように、私の考えをお伝えしています。
ビジョン策定は、地域の現状分析と課題把握、解決策を地域で共有することに目的があります。人口減少や担い手不足が進む中、行政サービスの提供も有限であり、地域のことは地域が主体的に取り組むことで、持続可能な社会をつくりたいと思います。
岐阜市では、2015年に都市内分権推進を掲げました。現在、2つの取り組みを行っています。1つ目は、身近なところで行政サービスが受けられることです。昨年度は9月から南部東事務所で福祉や健康に関する業務を拡充し、今年度は今月から西部事務所で同様に拡充しています。2つ目は、住民自治基本条例の改正です。今年の3月議会で議決いただきました。自治会を地域のコミュニティとして条例に明記し、住民の皆さんに自治会やまちづくり協議会など地域のコミュニティへ参加するよう促しています。また、市長や行政に地域のコミュニティを支援するよう定めています。
地域の主役は、当事者である市民の皆さんです。コミュニティへの参加をよろしくお願いします。
岐阜市長 柴橋正直