市では、特に重点を置いて取り組む政策の方向性として「こどもファースト」、「経済活性化」、「岐阜を動かす社会基盤整備」、「持続可能で幸せな市民生活」を令和7年度の政策ベクトルとして掲げています。この政策ベクトルを着実に深化させ、事業に取り組んでいきます。今号では、「持続可能で幸せな市民生活」について紹介します。

【(4)持続可能で幸せな市民生活】
全ての世代が、幸せで豊かな市民生活を持続して営むことができるよう取り組む。

■寄り添う福祉
◆コミュニティソーシャルワーカー(CSW)配置事業
現状：悩みや不安がある時、誰に相談していますか

出典：R5地域福祉推進計画策定基礎調査
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・地域住民の身近な相談役として、困りごとを抱える人や地域の福祉活動を支援するCSWを配置
→「個別支援」として、地域に出向いて生活課題などを早期に発見し、解決に向けて一緒に考え、支援を行う
→「地域支援」として、社会福祉法人などと連携・協働し、地域活動を支援
→「仕組みづくり」として、関係機関や団体などと連携し、現状の制度では対応できない課題に対して新たな仕組みづくりに取り組む

◆ひきこもり支援事業
現状：ひきこもりに関する相談件数

岐阜市調べ
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・ひきこもり相談室(R5年度開設)にひきこもり地域支援センターを設置
→多様な施策と情報発信により支援を強化
→オンライン上の仮想空間に、外出しなくても参加できる居場所を設ける

■災害への備え
◆建築物等耐震化促進事業
・昭和56年5月31日以前に着工された旧耐震基準木造住宅の無料耐震診断を実施
・木造住宅耐震改修工事費用の一部を補助(上限額200万円)
・ブロック塀等撤去費や耐震シェルター等設置費の一部を補助(各上限額30万円)

◆福祉避難所※の環境整備
・能登半島地震において課題になった避難所環境の改善に取り組む
→避難所環境の充実に必要な簡易トイレなどの備品や消耗品などを配備
※一般の避難所に滞在が困難な高齢者や障がいのある人などの要配慮者が滞在できる避難所。市は、全てのコミュニティセンターを福祉避難所に指定。

■地域コミュニティづくり
◆地域活動拠点整備(芥見東・芥見南地区の統合公民館)
・芥見東・南地区のコミュニティ機能集約などのため新たな地域活動拠点を検討
→両地区の公民館を土砂災害特別警戒区域などから安心安全な場所へ移動
→東児童センターと合築し複合施設化

◆地域支援職員の増員
・自治会連合会や各種団体の地域活動をサポートする市職員を増員
→昨年度の2名から5名体制へ強化
→事業の企画立案や報告書などの作成のサポートや、予算執行に関わる助言などを行う

◆地域の防犯力緊急強化事業
・防犯カメラ設置費への補助
→警察と連携して設置地域や場所を検討・選定し、提案型で設置を支援
・地域防犯活動に必要な物品などを支給

■持続可能な斎苑・市営墓地の運営
◆市営墓地の在り方(基本指針)に基づく運営・整備
・50年以上承継などの手続きがされていない区画の実態調査を実施
・無縁墳墓と確定した区画を改葬
・合葬式墓地(納骨施設)を整備するため、実施設計に着手

■外国人介護人材に関わる取り組み
◆外国人介護人材確保・定着推進事業
・外国人介護人材の就労支援
→外国人職員を雇用する事業所に対し、日本語学習や介護福祉士受験への支援を実施
→介護施設などを対象に外国人材受け入れ制度に関するセミナーを開催
・外国人留学生に対し介護職への理解を深めてもらうための普及啓発を行う

■住環境への取り組み
◆空き家取得・改修補助金
・空き家の流通・活用や定住の促進を図るため、空き家の取得費に対する補助を追加(上限額30万円)

◆市営住宅学生入居推進
・団地内コミュニティの活性化を図るため、包括連携協定を締結している中部学院大学と連携し学生の入居を推進

■窓口DXの推進
◆コンビニ交付サービス普及促進事業
・西部事務所、南部西事務所、柳津地域事務所にコンビニ交付機を導入し、利便性の向上を図る
→マイナンバーカードを利用し、住民票の写しなど6種類の証明書を取得可能

■文化芸術にふれるきっかけづくり
◆文化センターリニューアル事業
・文化センターと金公園を一体の公共空間として捉え、金公園の延長で文化センターを利用できるよう1階ロビーをリニューアル
→令和8年度末のリニューアルオープンを目指す

■健康づくりと生きがい
◆クアオルト(R)健康ウオーキング×柳ケ瀬健康運動施設「ウゴクテ」
・クアオルトとウゴクテの相互利用を図り、継続的な参加を促進するため記録手帳を作成

◆全国健康福祉祭開催事業(ねんりんピック岐阜2025)
・市内で6種目を開催し本市の魅力発信やにぎわいを創出(10月18日～21日)

問合せ：広報広聴課
【電話】214-2387