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岐阜を動かす 75

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岐阜県岐阜市

◆長良川の鵜飼は伝統的漁撈(ぎょろう)文化
岐阜市、関市、輪島市、鳥羽市、志摩市の5市が協力して、伝統的漁撈文化ユネスコ登録推進協議会を設立しました。川における伝統的漁撈文化の代表である鵜飼漁と、海における伝統的漁撈文化の代表である海女漁の連携です。
岐阜市では、長良川の鵜飼のユネスコ無形文化遺産登録を目指してきましたが、文化庁は同じ分野の文化財をグループ化して提案するという方針を定めており、昨年は「伝統的酒造り」が登録されました。2022年度に、「長良川鵜飼未来シンポジウム2022」を岐阜市で開催した際、講師の第8代ユネスコ事務局長の松浦晃一郎氏より、伝統的漁撈文化によるグループ化などについてご助言いただいたことで、推進協議会の設立に至りました。

設立趣意書には、「能登半島地震をはじめとする地震や、台風・豪雨等の自然災害、地球温暖化並びに黒潮大蛇行に代表される自然環境の変化、少子高齢化による担い手の減少等による様々な要因が重なり、伝統的漁撈文化は危機的な状態にある。今こそ私たちは、日本の伝統的漁撈文化を次世代へと継承し、漁撈に携わる全ての人々の誇りと希望を育むため、取組みを推進せねばならない。ここに、国重要無形民俗文化財に指定されている海女漁・鵜飼漁の5市が中心となり、伝統的漁撈文化の保存・継承・発信、ユネスコ無形文化遺産登録の取組みを通じて、人と自然との持続可能な共生の代表例として世界に貢献するため、伝統的漁撈文化ユネスコ登録推進協議会を設立する。」としました。

輪島市には、能登半島地震発生後、多くの市職員を派遣して支援するとともに、現在も道路復旧のために土木職を派遣しています。推進協議会の活動を通じて、輪島市の復興の一助になれば幸いです。

岐阜市長 柴橋

◎市長コラムを動画で配信しています。ぜひご覧ください。

       

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