市では、特に重点を置いて取り組む政策の方向性として「こどもファースト」、「経済活性化」、「岐阜を動かす社会基盤整備」、「幸せで豊かな市民生活」、「持続可能な社会づくり」を令和6年度の政策ベクトルとして掲げています。この政策ベクトルを着実に深化させ、事業に取り組んでいきます。今号では、「幸せで豊かな市民生活」について紹介します。
※次号では、「持続可能な社会づくり」について紹介します。
【幸せで豊かな市民生活】
■市民生活を取り巻く現状
◇《健康》健康寿命※の延伸で健やかに長生き
※健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間
平均寿命と健康寿命の差(岐阜県)
出所:
・厚生労働省令和2年都道府県別生命表の概況
・厚生労働省健康寿命の令和元年値について
◇《健康》運動で充実を実感
日常生活における充実感について、充実感を「十分感じる」「まあ感じる」と回答した人の割合
出所:スポーツ庁令和5年度スポーツの実施状況等に関する世論調査
◇《生きがい》生涯学習で幸福度向上
市民の幸福度(10点満点中)
出所:市民意識調査(令和5年度)
◇多機関との連携で分野横断的な支援
・8050問題
・ひきこもり
・社会的孤立
・生活困窮
・老老介護
・虐待
・セルフネグレクト(自己放任)
・支援ニーズの多様化
・制度のはざま
・複雑化・複合化
■主な事業概要
◆市民の健康と生きがいづくり
◇高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施事業
国保データベースシステムを活用し健康課題を分析
分析:糖尿病の有病率が高い(後期高齢者)
●ハイリスクアプローチ
・糖尿病治療中断者や健診未受診者などの支援対象者を抽出し保健師などによる個別支援を実施
分析:要介護認定率が高い(後期高齢者)
●ポピュレーションアプローチ
・集いの場へ医療専門職が出向き、健康教育や健康チェックを行いフレイル(虚弱状態)予防を実施
※1 分析はすべて国保データベースによる
◇クアオルト(R)健康ウオーキング
ドイツのクアオルト(健康保養地)で行われている運動療法を基にした健康づくりのためのウオーキング
●4つの認定コースで講座を開催
・実践指導者と、心拍数や血圧を測定して歩く定期講座を毎週開催(原則7・8月除く)
●子育て世帯向け講座の新規開催
・子育て世帯が親子で参加できるウオーキングを秋頃に開催
◇アクションスポーツ※2・eスポーツ※3普及事業
●ぎふアクションスポーツフェスティバルの開催〈9月28日(土)~29日(日)〉
・子どもに人気のトランポリンを増設
・FC岐阜の岐阜市ホームタウンデー〈6月29日(土)〉で、パルオニ(パルクール鬼ごっこ)が体験できるプレイベントを開催
●ぎふeスポーツ交流会の新規開催〈9月28日(土)〉
・体験会・トーナメント大会を開催
・プロによるデモンストレーションを実施
※2 速さや高さ、華麗さなどの要素を持った離れ業を売りとするスポーツの総称
※3 「エレクトロニック・スポーツ」の略で、オンラインゲームやビデオゲームでの対戦をスポーツの競技としてとらえたもの
◇「清流の国ぎふ」文化祭2024〈10月14日(月・祝)~11月24日(日)〉
●開催に向けた機運の醸成
・ガイドブック作成やメディアを活用した広報宣伝
・清流文化地域推し活動「ちーオシ※4」を推進
●市実行委員会主催事業の実施
・文化芸術団体、障がい者関係団体などと連携し、演劇などの祭典や展覧会、演奏会など全29事業を実施
※4 県内各市町村がふるさとの文化として誇れる「推し」を選び、それをモチーフとした行灯型のオブジェを制作し開会式で披露
◆一人ひとりの困りごとに寄り添う
◇総合的な支援体制構築事業
●重層的支援推進室
・8050問題などの多様な困りごとを受け止め、介護、障がい、子ども・子育て、生活困窮などの分野横断的な支援につなげるネットワークを形成
・福祉まるごと支援員を5人配置し、複数の分野にまたがる困難な課題を解きほぐし、地域包括支援センターなどの支援機関の役割分担を調整した上で、適切な支援につなげる
問合せ:重層的支援推進室
【電話】214-2797
◇ひきこもり支援事業
●ひきこもり相談室
・保健師・精神保健福祉相談員が電話、面談、メール、訪問による相談や、コミュニティセンターなどでの出前相談を行い、寄り添った支援を実施
◎ご本人はもちろん、ご家族などお悩みを抱える人のご相談をお待ちしています。
問合せ:ひきこもり相談室(市庁舎10階)
【電話】214-3703
〈平日午前8時45分~午後5時30分〉
【メール】hikikomori-soudan@city.gifu.gifu.jp
問合せ:広報広聴課
【電話】214-2387