◆難題に立ち向かうのは市民の力
2024年度がスタートしました。新年度も、市民の皆さんのお力添えを、宜しくお願い致します。昨年は、柳ケ瀬グラッスル35の竣工と子育て支援施設の整備、中保健センターの移転や金公園のセントラルパーク化が実現し、子育て世代の新しい流れができました。更に、柳ケ瀬広場整備により、旧長崎屋跡の積年の課題が解決に向けて動いており、これからも商店街の皆さんと力を合わせて取り組みます。
新年度の岐阜市役所の組織改編では、経済部に新たに「中心市街地みらい戦略課」を新設しました。その理由は、柳ケ瀬商店街に関する担当課を一元化するためです。従来、まちづくり推進部の官民連携まちづくり課が担ってきた中心市街地活性化基本計画やリノベーションまちづくりを、商店街を担当する経済部に移管し、一つの部署で岐阜髙島屋撤退における諸課題の調整や、老朽化が進むアーケードの今後のあり方など、柳ケ瀬商店街の課題に取り組めるように、市役所の体制を整備しました。
岐阜髙島屋について、市民の方から岐阜市が設備更新をすべきだ等のご意見をいただきます。しかし、基本的な問題は、家主である市内企業と店子である岐阜髙島屋の契約事項であり、設備更新に市民の大切な税金を投入する訳にはいきません。第一義的には、今後どのような経営方針でいくのか家主が明確にすべきです。そして、まずは柳ケ瀬商店街が、岐阜髙島屋撤退後の商店街のビジョンを、自ら考え行動することです。
折しも岐阜柳ケ瀬商店街振興組合連合会の理事長に、35歳の若いリーダーが就任しました。これまでも、彼が中心になって開催した柳ケ瀬若手大会議に私も参加し、商店街の課題について議論しました。岐阜髙島屋撤退後の商店街、アーケードの老朽化問題についても、未来に向けて連携してきました。皆さんのご理解ご協力をいただきながら、難題に立ち向かっていきたいと思います。宜しくお願い致します。
岐阜市長 柴橋
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