◆地震から命を守る備えを
年初に発生した能登半島地震により、亡くなられた方々に哀悼の意を表するとともに、被災された方々にお見舞い申し上げます。
岐阜市では、発災直後に緊急支援本部を設置し、緊急消防援助隊や医療チームの派遣、岐阜薬科大学のモバイルファーマシーによる医薬品の供給、給水車の派遣、災害廃棄物処理や支援物資の搬送、避難所運営支援や保健師の派遣、応急危険度判定や住家被害調査など、被災地の支援ニーズに幅広く応え、様々な支援を行っています。
2月29日に開会した令和6年第1回岐阜市議会定例会では、新年度予算案など諸議案について提案説明を行いました。その中で、家屋の倒壊が被害拡大の一因となった能登半島地震の状況を踏まえ、新たに木造住宅の耐震化の助成限度額を約2倍にします。市内の耐震性が不十分な住宅は、31,000戸と言われており、無料耐震診断と耐震化を進めたいと思います。また、高齢者世帯等、支援を要する方々の家具固定にかかる助成制度を拡充します。
市議会のご審議を経て議決された暁には、地震から自らの命を守る備えを、宜しくお願いします。

岐阜市長　柴橋

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