■伴走型のひきこもり相談室
岐阜市では、2023年度に福祉部政策課内に「ひきこもり相談室」を開設し、伴走型の支援に取り組んできました。様々な理由で、不登校やひきこもりから、超高齢社会の課題である8050・9060問題を抱え、重層的支援を必要とする世帯が増えているからです。
障がい者手帳をお持ちでない方でも、就労移行支援事業所などで就労に向けての訓練を受けられるワークダイバーシティ実証化モデル事業。週一日、1時間でも働きたい方が働ける超短時間雇用創出事業。働くことを土台とする居場所と出番づくりに取り組んできましたが、まずは相談したい、話を聞いてほしい、との声にお応えするため専用の相談窓口を市役所内に開設しました。
今年1月26日時点のご相談実績は、昨年度の同時期と比べて、ご相談件数が2倍、特に新規のご相談件数が約3倍へと増加しました。ご家族やご本人、関係機関等からご相談いただいています。お電話やご来所だけでなく、ニーズによってはご自宅をご訪問するアウトリーチ支援も行っています。
今後は、当事者家族、支援団体、有識者等が集まり、ひきこもりの状態にある方やご家族の心情を理解し、大切にしながら様々な背景や事情に配慮した多様な支援策を検討する「岐阜市ひきこもり支援連携会議」を設置して連携を深め、支援の充実を図ります。また、ひきこもり出前相談も実施し、相談室に繋がっていない方と繋がりたいと考えています。ご相談をお待ちしています。
◇ひきこもり相談室
【電話】058-214-3703
岐阜市長 柴橋
◎市長コラムを動画で配信しています。ぜひご覧ください。