「ひきこもり」とは、不登校やいじめ、あるいは職場での人間関係などさまざまな要因により、就学、就労、交遊などの社会的参加を避けて、長期間にわたりおおむね家庭にとどまり続けている状態のことです。令和4年度の国の調査によると、全国では15から64歳までの約146万人がひきこもりの状態にあるとされており、ひきこもりは、誰にでも、どんな家庭にでも起こり得るものです。また、高齢化社会も相まって「8050問題」も大きな社会問題になっています。
こうした中、市では令和5年度に「ひきこもり相談室」を設置し、ひきこもりの状態にあり悩んでいるご本人やご家族などを支援しています。
■令和5年度の相談実績
※判明分(不明の人を除く)
■支援の取り組み《令和5年度に専用窓口を開設!ひきこもり相談室》
◆相談
初回相談は、電話・メール・面談・オンラインのいずれかで行います。精神科医による家族相談も行っています。秘密厳守で、年齢制限はありませんので安心してご相談ください。
相談の申し込みにはオンライン申請も利用できます。
・電話
【電話】058-214-3703
受付時間:平日8:45~17:30祝休日、年末年始を除く
・メール
【メール】hikikomori-soudan@city.gifu.gifu.jp
24時間受け付けています。返信にお時間をいただきます。
・来所で面談[要予約:電話、メール、オンライン申請で予約が必要]
「ひきこもり相談室」市庁舎10階福祉部福祉政策課内
受付時間:平日8:45~17:30祝休日、年末年始を除く
・オンライン[要予約:電話、メール、オンライン申請で予約が必要]
Zoomなどを使用し来庁せずに相談できる環境を整えています。
・家庭訪問
相談内容によって、必要な場合はご自宅などへ訪問します。
・出前相談
相談員がコミュニティセンターなどに出向き相談を実施。
◎詳細は、市ホームページ(【HP】1020423)に掲載。
ご家族からの相談もお待ちしています。
◎ひきこもり相談室にご本人やご家族から電話が入ると、「よくかけてきてもらえた」「ありがとう」という気持ちで、これまでの辛さなどを想像しながらお話を聴かせていただいています。あなたが悪いわけじゃない。あなたらしさを大切に、これからの事を一緒に考えましょう。
尾関相談員(保健師)
◎まずは話をしましょう。上手くいかなかった事があってもそれを聴かせてください。話して、気持ちがほっとしたらそれでいいと思います。窓口に来所する方はご家族や親御さんが多いです。お話を丁寧に聴き、ひとりぼっちにさせないことが私たちの役割です。
平田相談員(精神保健福祉相談員)
◆家族の集い「ほっとcafe」
ひきこもりに悩む家族の集いの場である「ほっとcafe」には毎回多くの人が参加されます。お茶を飲みながらほっと一息つき、講演やグループワークを通して、ひきこもりについての理解を深めることにより、本人と向き合うコツを一緒に考えています。隔月(奇数月)で開催。
参加希望のご家族はお気軽にご連絡ください。
【電話】058-214-3703
受付時間:平日8:45~17:30
※祝休日、年末年始を除く
◆ひきこもり支援連携会議
ひきこもりに関する支援体制の充実を図るため、当事者のご家族や、支援者、有識者からなる委員で構成された「ひきこもり支援連携会議」を設置(R6.3)しました。会議では、さまざまな背景や事情に応じた多様な支援策について検討しています。