岐阜市には、長良川をはじめ多くの河川や山があり風水害や土砂災害などあらゆる災害への備えは欠かせません。
また、今後30年以内に70%以上の確率で発生すると言われている、南海トラフ巨大地震による岐阜市の最大震度は6強になると想定されています。
明日起こるかもしれない大地震に備え、一人一人の防災への意識を高めましょう。
≪南海トラフ巨大地震発生時に予測される市内の被害≫
◆自助・共助・公助
▽発災時の助け合い
「自助」とは自らの命を自分で守ること、「共助」とは隣近所が助け合って地域の安全を守ること、「公助」とは行政が行う公的な支援のことです。
阪神・淡路大震災では、9割以上が「自助」「共助」により救出されていたという調査結果があり、発災時には近所の人と助け合うなど「自助・共助」による災害被害軽減のための努力も必要です。
下グラフ:阪神・淡路大震災における生き埋めや閉じ込められた際の救助主体等
「標本調査:(社)日本火災学会1996-1995年兵庫県南部地震における火災に関する調査報告書」参照/岐阜市総合防災安心読本(改訂版)
◆避難行動要支援者名簿登録制度
▽地域全体で助ける
災害時に避難のための支援が必要な人(避難行動要支援者)を地域全体で助けるための名簿登録制度です。
名簿は、市、自主防災組織、民生委員・児童委員、消防団、社会福祉協議会、警察が所有し、平常時の見守りや災害時の避難支援などに活用します。詳細は、市ホームページ(『HP』1001386)に掲載。
◆情報の入手方法
▽岐阜市からの情報発信
岐阜市では以下の方法などで情報を発信します。防災行政無線を聞き逃してしまったときでも電話やメール、市公式HP・SNSで確認できます。もしもの時に備え事前登録などをしておきましょう。
○防災行政無線(屋外スピーカー)
○防災行政無線テレフォンサービス
【電話】0800-200-6931
※通話料無料(県内固定電話のみ利用可)
【電話】058-267-5010
※通話料有料(携帯電話利用可)
○岐阜市気象・災害情報等
メール配信サービス(要登録)
○岐阜市公式HP・SNS ※市政情報も随時発信
◆岐阜市総合防災安心読本
▽災害リスクを確認
さまざまな災害の各種ハザードマップなどを掲載しています。自宅や勤務先・通学先の周辺の災害リスクを確認しておきま
しょう。冊子(地域別)は都市防災部(市庁舎6階)でも配布しています。
「岐阜市総合防災安心読本」アプリ
アプリ版では、災害対策ページの閲覧やハザードマップの確認・ダウンロードができます。
※詳しくは本紙P.7をご覧ください。
◆マイ・タイムラインの作成
▽「防災サポート」マイ・タイムラインアプリ
災害に備えて、前もって自分のとるべき行動を整理し時間軸にまとめた個人の避難行動計画「マイ・タイムライン」を作成しておくと、いざというときに役立ちます。
◎もしもの時に備えてアプリの登録を!
※詳しくは本紙P.7をご覧ください。
◆住まいが被害を受けたとき
▽家の被害状況を写真で記録
災害で住まいが被害を受けたとき、一日も早く日常生活を取り戻せるよう、行政の支援を受けながら一歩ずつ再建を進めましょう。
その支援を受けるためにも、片付けや修理の前に家の被害状況を写真に撮り保存しましょう。ポイントは家の外と中を撮影することです。
家の外は、なるべく4方向から撮影しましょう。家の中は、部屋ごとの全景写真と被害箇所の「寄り」の写真を撮りましょう。
罹災(りさい)証明書取得時や、保険会社への損害保険請求時に大変役立ちます。
◎家の外と中を撮影