◆絵本の読み聞かせがつくるウェルビーイング

皆さんは、子どもの頃、絵本の読み聞かせをしてもらったことを覚えておられますか?我が家は、両親の教育方針で自宅にテレビがありませんでした。その代わりに、沢山の絵本があり、よく読み聞かせをしてもらいました。誕生日プレゼントも絵本でした。
絵本の読み聞かせには、3つの利点があります。膝の上に子どもを乗せ、親の温もりや鼓動が伝わり、面白く、笑顔で読み聞かせをしている光景を想像してみて下さい。1つ目は、子ども自身の心が安定し、幼児教育や情操教育にも繋がることです。2つ目は、親の心も落ち着き、良好な親子のコミュニケーションを図ることができます。社会問題となっている児童虐待を防ぎます。3つ目は、家庭円満、円滑な夫婦関係の構築に繋がり、離婚によるひとり親家庭、更には貧困問題の解決に繋がることです。
柳ケ瀬グラッスル35のふぁみりーエリアに、絵本のコーナーを作りました。親子で読み聞かせをしたり、図書館と連携して読み聞かせのイベントを開催しています。子育て支援施設”ツナグテ”や中保健センターに健診や相談などでお越しの際に、絵本に親しんでいただく仕掛けです。更に、図書館の利用カードをお持ちでない今年4月以降に生まれたお子さんには、カードの取得と絵本のプレゼントをご案内し、絵本の読み聞かせが習慣化できるよう情報提供しています。
全ては、市民の皆さんの幸せに貢献するために。絵本の読み聞かせがつくるウェルビーイングを、皆さんと享受したいです。

岐阜市長　柴橋

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