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◆オレンジリボンで連帯を
11月は児童虐待防止推進月間です。児童虐待の悲しいニュースに接する度に、心を痛めておられる市民の皆さんが大勢いらっしゃいます。私も市長として、子育て世代の一人として、子どもはギフトであり、社会の宝であるとの思いで、こどもファーストに取り組んできました。
2022年度に、「こどもサポート総合センター」を、岐阜市子ども・若者総合支援センター”エールぎふ”内に開設しました。全国初の試みです。児童虐待の受付件数が増加傾向にあることから、岐阜県・岐阜県警・岐阜市・岐阜市教育委員会がタッグを組み、「児童虐待事案等に係る連携に関する協定」を締結しました。岐阜県の児童相談所と県警及び岐阜市が同居することで、児童虐待の情報が入る度に、各機関の情報を共有し、スピーディーに対応できるようになりました。また、重篤なケースの見落としを防いでいます。
岐阜市独自の取り組みとしても、きめ細やかな支援を行っています。民間と連携し、お弁当をお届けしながら見守りや支援に繋げる子ども見守り宅食支援事業、ひとり親家庭の経済的困窮を防ぐため、離婚時の養育費の支払いを決める際の公証人手数料の補助を行う事業、絵本の読み聞かせを通じて夫婦や親子のコミュニケーションを図る取り組みなどです。
オレンジリボンやオレンジライトアップを通じて、児童虐待防止推進の呼びかけが行われています。困っている方はご相談ください。児童虐待に気づいた方はご連絡ください。
岐阜市長 柴橋
◎市長コラムを動画で配信しています。ぜひご覧ください。