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岐阜県岐阜市

■進化するデジタル教育
~変わる子どもたちの学び~
岐阜市は、国のGIGA(ギガ)スクール構想を受け、全国に先駆け令和2年9月までに全ての小・中学校の児童生徒に1人1台タブレット端末を貸与し、学びのさまざまな場面で活用を進めています。
令和4年3月には、「デジタル・シティズンシップ教育」※1と「教育DX(ディーエックス)」※2の考え方に基づく「岐阜市GIGAスクール推進計画」を策定し、誰一人取り残さない個別最適な学び・協働的な学びの充実や教員の働き方改革に資する施策を通じ、子どもたちが予測不可能な未来社会を自立的に生きていくための資質・能力の一層確実な育成に取り組んでいます。
※1楽しく、かしこく、健康的にデジタル技術を使って、身のまわりや社会の問題を解決し、よりよい生活、社会をつくっていくために必要な力を身につける教育(岐阜聖徳学園大学教育学部芳賀髙洋教授監修)
※2学校が、デジタル技術を活用してカリキュラムや学習の在り方を革新するとともに、教職員の業務や組織・プロセス・学校文化を革新し、時代に対応した教育を確立すること

【デジタル教育の取り組み】
◆個別最適、協働的な学びの充実
○1人1台タブレット端末
・授業のほか、朝の会や課外活動などで日常的に使い、家庭学習にも利用
・鉛筆やノートなどの文房具と同じように自分が必要だと判断したときに使用
・写真を撮ったり、調べものをしたり、調べたことを写真や図を使ってまとめたり、情報をアプリで共有したりなど、学習スタイルも変化
◆教職員の働き方改革
○学校と保護者をつなぐ連絡アプリの導入
・学校と保護者間のやりとりをデジタル化
・保護者の利便性向上と教職員の働き方改革を推進
・教職員が子どもたちとより深く向き合う時間などを確保
・6月から全ての市立小・中学校、特別支援学校、幼稚園で運用を開始
◆デジタル環境の最適化
○電子黒板のリニューアル(本年度実施予定)
・3か年で導入予定
○学習支援ソフトの刷新(本年度実施)
・動画講義型Webサービス、一人一人にあった内容・進み具合で学習が可能
○電子書籍の活用など(本年度実施予定)
・児童生徒の主体的、意欲的な学習活動や読書活動を推進

◆児童生徒の健康面の配慮
○ICTを活用した 子どもの健康サポートの実証事業
・児童生徒が、朝の会や帰りの会で、今の体調と気分をタブレット端末で選択
・先生に相談したいことがあるときは、「きいてほしい」ボタンを押して発信
・子どもの心と身体の健康をサポートする取り組みの実証を開始し、来年1月には全ての市立小・中学校へ拡大予定

◆デジタル人材の育成
○デジタル・シティズンシップ教育に基づく
小学校1年生へのタブレット端末貸与式「GIGAびらき」
・担任の先生から児童一人一人にタブレット端末を貸与
・はじめてタブレット端末に触れる1年生が、どのように使うのか、どんなことができるのかを体験(4月に柳津小学校で実施)
※岐阜聖徳学園大学/岐阜聖徳学園大学短期大学部と市教育委員会は、令和3年7月に「デジタル・シティズンシップ教育推進に係る連携協定」を締結しており、「GIGAびらき」は学生の皆さんと一緒に実施しました。

◆デジタル・シティズンシップ教育の現場から
柳津小学校 1年4組
担任 石原雄太先生
児童たちは、「GIGAびらき」を通して、タブレット端末が授業や家庭で学習に使える便利な道具だと思ってくれただけでなく、自分の持ち物として大切に扱おうという意識がみられます。
今後、学校でより良い使い方について先生や仲間と一緒に考え、責任をもって自律的に行動できるようになることを目指して指導していきます。

問合せ:学校指導課GIGAスクール推進室
【電話】214-2193
企画・編集/広報広聴課

       

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