熱中症は気温や湿度が高い環境で、体温調節がうまくできなくなることによって起こり、重症化すると命に危険が及ぶ場合があります。また、マスクを着用していると、熱中症のリスクが高くなるおそれがあります。体が暑さに慣れていないまま、急に暑くなる今の時期は、特に注意しましょう。
主な症状：
・めまい・立ちくらみ・手足のしびれ・筋肉のこむらがえり・気分が悪い・頭痛・吐き気・嘔吐・だるさ・体に力が入らない・重症になると…呼びかけに対し返事がおかしい・意識がない・けいれん・からだが熱いなど
予防方法：
(1)こまめに水分補給：のどが渇いていなくても、1日に1.2ℓ程度(ペットボトル500ミリリットルを2.5本分)を目安に水分補給しましょう
(2)マスクを外す：屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)離れているときには、マスクを外して休憩しましょう
(3)エアコン使用中もこまめに換気：一般的な家庭用エアコンでは換気ができないため、感染症対策のために、窓とドアなど2カ所以上をあけて換気しましょう。換気の際は、室内温度が高くなりやすいため、設定温度を下げるなどの調整をしましょう
(4)暑さを避ける：涼しい服装、日傘や帽子の使用、日陰や風通しのよい場所への移動などを心がけましょう
特に注意が必要な人：高齢者、乳幼児、睡眠不足や体調不良の人、久しぶりに暑い環境で活動する人など
特に注意が必要な日：急に暑くなる日、熱帯夜の翌日、蒸し暑い日など
熱中症が疑われるときは：
(1)風通しのよい日陰、エアコンの効いている室内など、涼しい場所へ避難
(2)衣服をゆるめ、体から熱を逃がす
(3)氷や冷たいペットボトルなどを太い血管のある首、脇の下、太ももの付け根にあてて冷やす。また、皮膚に水をかけて、うちわや扇風機などで扇ぐことで体を冷やす
(4)水分・塩分を補給する
※自力で水が飲めない、呼びかけや刺激に対する反応がおかしい、意識がないなどの症状がある場合は、救急車を呼びましょう。

問合せ：
保健所健康増進課【電話】252-7193、
中保健センター【電話】252-0632、
南保健センター【電話】271-8010、
北保健センター【電話】232-7681