岐阜市都市計画マスタープランは、本市の都市計画に関する基本的な方針で、長期的な都市づくりの方針を総合的・体系的に示すものです。「岐阜市未来のまちづくり構想」(令和4年2月策定)や県が定める岐阜都市計画区域マスタープラン(令和2年11月策定)に即し、「岐阜市地域交通計画」や「中心市街地活性化基本計画」など各種計画と整合を図りながら定めています。
■見直しの背景
前回の策定(全体構想:平成20年12月、地域別構想:平成22年5月)から10年以上経過するなかで、都市を取り巻く環境の変化、都市計画に関連する法令の改正や上位・関連計画の策定・見直しなどに対応した都市づくりを進めるため、見直しました。
■都市づくりの理念と目標
◇理念
本市の都市づくりの基本的な考え方、あるべき姿のことで、次のように定めます。
豊かな自然と歴史・文化に恵まれ、快適でコンパクトな市街地が互いに連携した、健やかに住み続けられる活力あふれる県都
◇目標
都市づくりの理念を実現するために5つの目標を定め、本市の都市づくりを進めます。
(1)まとまりある市街地と公共交 通を軸とする交通体系が連携 する都市
(2)交流促進による活力とにぎわ いのある都市
(3)都市の魅力を高める美しい景観 ・環境が維持・創出された都市
(4)災害に強く、安全・安心で居 住環境の整った都市
(5)まちづくりの担い手の育成と、市民協働によるまちづくり
■将来都市像と将来都市構造
◇将来都市像
本市が目指すべき理想のまちを表現したもので、次のように定めます。
コンパクト・プラス・ネットワークによる集約型都市
◇将来都市構造図
本市の将来あるべき骨格を「拠点」「軸」「土地利用」の3要素により示します。
「構想図は本紙参照」
■地域別構想
地域別構想では、「コンパクト・プラス・ネットワークによる集約型都市」の実現に向け、個性を活かした多様な拠点の形成と拠点などを、公共交通などの交通軸がつなぎ連携する地域の姿を大きく5つエリアに分けて示します。
■各地域のコンセプト
◇中央部
官民一体によるセンタ-ゾーンのさらなるにぎわい創出と本市を象徴する多様な歴史と文化が薫る、シビックプライドを高めるまち
◇南西部
多様な交通インフラと高次都市機能とを兼ね備え、産業創出の流通・産業機能も充実した、利便性が高く住み心地のよいまち
◇北西部
インターチェンジ開通による新たな玄関口としての立地を活かし産官学の連携による新たな産業創出拠点やコンベンション拠点を活かした本市の活力を高めるまち
◇北東部
広域アクセスによる利便性を活かした新たな交流と本物の自然・歴史・文化資源を活かした本市の魅力を発信するまち
◇南東部
多様な交通基盤による市内外への高いアクセス性と、豊かで美しい自然環境に囲まれた親しみを感じさせるまち
「地図は本紙参照」
■意見募集の結果を公表
意見提出数:80件(住民説明会の意見も含む)
公表期間:6月30日(木)まで
公表場所:都市計画課(市庁舎15階)、情報公開室(市庁舎2階)、各コミュニティセンター、市民活動交流センター(ぎふメディアコスモス内)、市ホームページ(ぺージ番号:1014336)
問合せ:都市計画課
【電話】254-3906