• 今日24/14
  • 明日23/12
文字サイズ

岐阜を動かす41

11/65

岐阜県岐阜市

■平和をつくる者
市民の皆さまの負託をいただき、岐阜市長として2期目がスタートした2月24日、ロシアがウクライナに侵攻しました。新年度予算案や条例改正案などを審議していただく3月議会初日の提案説明の冒頭で、次のように発言しました。
「ロシアのウクライナに対する侵略により犠牲となられた方々に、心より哀悼の意を表します。ロシアのプーチン大統領によるこの侵略は、自由と民主主義、平和を愛する人類への敵対行為であり、断固非難します。本市は、市制施行百年にあたる昭和63年7月、「平和都市」を宣言しました。今この場で、議員各位及び市民の皆さまと「平和都市宣言」を改めて共有します。
『緑豊かな金華山と清流長良川に代表されるわたしたちのふるさとは、自由と平和をとうとぶ風土をはぐくみ、活力に満ちた住みよいまちづくりを目指しています。この美しい自然を愛し、自由と平和を求める心はわたしたちのみならず、人類共通の願いであります。わたしたちの岐阜市は、世界の各都市と友好・姉妹都市提携を進め、相互の信頼を深めつつ平和への道を歩んでいます。市制施行百年を迎えるに当たり、すべての核兵器と戦争をなくすことを訴え、世界の人々とともに真の恒久平和が達成されることを願い、ここに「平和都市」を宣言します。昭和63年7月1日岐阜市』
平和は与えられるものではなく、絶え間ない努力と行動によって守るものです。一日も早くウクライナへの侵略が終わり、世界の安定と平和が回復するよう祈ります。」
岐阜市として取り組めることを検討し、日本赤十字社への救援金の受付を5月27日まで行うとともに、「岐阜市ウクライナからの避難者受入れプロジェクトチーム」を設置しました。このチームは、岐阜市在住のウクライナ国籍の方の家族や知人で、岐阜市への避難を希望する方などがいらっしゃる場合を想定し、相談窓口設置、日本語学習支援、住宅の確保、就労・就学支援、健康管理・ワクチン接種、行政手続等についての支援を行います。
ロシアによるウクライナ侵攻は、侵略に対する世界各国の経済制裁や武器供与、国連での非難決議、世界中の人々の反応、侵略の蛮行からリーダーのメッセージまでがニュースやSNSにより瞬時に世界中を駆け巡るという新しい時代の形を示しました。ウクライナがロシア軍から奪還したキーウ周辺で明らかになったジェノサイド(大量虐殺)は、人間の罪深さ、愚かさを証明しています。私たちは、先輩方が大切にしてこられた岐阜市「平和都市宣言」を継承し、平和をつくる者であらんことを、市民の皆さまと改めて共有したいと願います。
岐阜市長 柴橋

       

岐阜市から市民の皆さまへ大切な情報をお届けします。 広報プラス ーわたしの広報ぎふー

MENU