文字サイズ

岐阜市議会だより(1)

11/59

岐阜県岐阜市

■岐阜市議会常任委員会行政視察報告
市議会では、市政の発展に向けた施策などの提案等を行うため、先進的な事例や取り組みを行っている都市に出向いて直接調査・研究する「行政視察」を委員会ごとに実施しています。
今年度は10月に総務、経済環境、厚生、建設、文教の5つの常任委員会が行政視察を実施しましたので、その概要をお知らせします。

■総務委員会
(1)徳島県徳島市(10月13日)…SDGs未来都市計画について国からSDGs未来都市に選定されている徳島市では、本市の長良川を生かしたまちづくりと同じく中心市街地を流れる河川を生かしたまちづくりに官民連携で取り組まれていました。また、女性起業家育成支援など女性活躍の推進や子どもの声を大切にする未来志向のSDGs推進などに取り組み、事業の検討に当たっては民間企業からの提案を積極的に受け入れていました。
こうした徳島市の取り組みは、本市がSDGsを推進していく上で大いに参考になりました。

(2)大阪府堺市(10月14日)…総合防災センターについて
堺市では、南海トラフ巨大地震などに備え、市民の体験型防災学習や消防職員などの訓練、災害備蓄品保管、大規模災害発生時の緊急消防援助隊の拠点などの機能を有する総合防災センターを令和4年4月から運用しています。
大規模災害時の自助および共助の重要性を啓発する同センターの役割は大きく、また、市民の皆様に防災意識を高めていただけるよう工夫されている内容は本市の参考になりました。

■経済環境委員会
(1)神奈川県小田原市(10月18日)…脱炭素社会への取り組みについて/EVを活用した新たな地域交通モデル事業について
小田原市では、民間事業者と連携して、EVに特化したカーシェアリングを行うとともに、EVを「動く蓄電池」と捉え、地域においてエネルギーを無駄なく利用する地域エネルギーマネジメントを実施し、脱炭素型の地域交通モデル構築を推進していました。脱炭素社会実現への取り組みとして大変参考になりました。

(2)神奈川県川崎市(10月19日)…エネルギー循環型ごみ収集システムについて
川崎市では、廃棄物発電を活用したEVごみ収集車を日本で初めて導入しており、ごみ収集における脱炭素化を目指す取り組みが行われていました。再生可能エネルギー利用の先進事例として、また、災害時の非常用電源になるという特長もあり、災害対応の一つとしても大変参考になりました。

(3)石川県金沢市(10月20日)…商業振興施策について
金沢市では、ICTなどに詳しい人材を登録、派遣し、市内商業者のデジタル化を推進する事業に取り組み、ネット販売と実店舗販売を融合させ、SNSやスマホアプリなどを活用しイベント情報の発信を行うなど、商店街の競争力強化に向けた施策が行われていました。新型コロナウイルス感染症の影響で売上減少、集客イベントの中止が続く中、ニューノーマルへの取り組みとして大いに参考になりました。

■厚生委員会
(1)新潟県長岡市(10月5日)…総合窓口について/多世代健康まちづくり事業について
長岡市では、平成24年に複合施設「アオーレ長岡」に日本一のサービスを目指した総合窓口を開設されました。土日祝日も開庁している点に特徴があるほか、目的別で分かりやすい窓口、オーダーシートを活用した受付対応、「おもてなしの心」醸成などに取り組まれており、市民へのきめ細やかな対応は、大いに参考になりました。
また、産官学連携を契機に、健康づくりの拠点である「タニタカフェ」を整備され、多世代健康まちづくり事業として「ながおかタニタ健康くらぶ」の健康ポイント制度を実施されており、市民に健康づくりへのインセンティブ付与を図る取り組みは、本市にも参考になりました。

(2)群馬県高崎市(10月6日)…高崎市障害者支援SOSセンターばる~んについて
高崎市では、障がいに関する悩みごとにワンストップで対応する総合相談窓口「ばる~ん」を平成30年に開設されました。施設には有資格の相談員や手話通訳者が常駐し、関係機関などとの連携を図りながらさまざまな相談に対応されており、高崎市の特色ある取り組みとして大いに参考になりました。

       

岐阜市から市民の皆さまへ大切な情報をお届けします。 広報プラス ーわたしの広報ぎふー

MENU