市では、障がいのある人もない人もともに暮らすまちを目指し、障がいのある人に対する理解の啓発や配慮の促進に取り組んでいます。
「障がい者週間」を機に、障がいのある人への理解を深め、同じ市民の一人として身近にできる配慮や工夫をともに考えてみましょう。それが、誰もが暮らしやすい心豊かな社会をつくることにつながります。

■障がいのある人への配慮とは
障がいの種類は同じでも、程度や症状はさまざまで、複数の障がいを併せ持つ場合もあります。従って、そのニーズも多様であり、画一的ではなく柔軟に対応することが重要です。それぞれの立場に立った考えや配慮、身近にできる工夫などについて、一人一人が考えることが大切です。
《工夫の一例》「要約筆記」により聞こえをサポート
地域の防災訓練に参加したかった聴覚障がいのある人(難聴者)は、参加しても訓練内容が聞こえづらく、わからないと思い、参加することをためらっていました。
それに気づいた訓練の主催者は、その難聴者と相談した結果、「手話」だけではなく、会話の内容を要約し、文字で表して伝える「要約筆記」が必要であることを知りました。そこで、防災訓練に手話通訳に加えて要約筆記通訳をつけることで、その難聴者の参加が可能になりました。
さらに防災訓練の参加者に、難聴者や要約筆記について広く理解を求めました。
※その他の事例は、障がい者配慮事例集「KIZUKI」で紹介しています(障がい福祉課、市ホームページ(『HP』1004690)で入手可)。

★障がいのある人への配慮の事例を随時募集中!
応募方法：応募用紙を郵送、ファクス、Eメールまたは開庁日時に直接障がい福祉課へ。
※応募用紙は同課または市ホームページで入手可。応募内容は精査の上、順次、市ホームページなどで公表予定。

◆視覚に障がいがある人の安全確保についてのお願い
障害物や自動車などの駐車により点字ブロックがふさがれると、視覚に障がいのある人が安全に通行することができません。
また、工事現場周辺など臨時に歩行環境が変わり危険となる場合、工事関係者は、視覚に障がいのある人をはじめ全ての人が安心して通行できるよう必要な対策をとるとともに、障がいのある人への理解や配慮をお願いします。

■障がいのある人への理解を深めるイベント・販売
★第29回岐阜市オンリーワンわたしたちの芸術祭2022
○展示
市内の障がい者施設の利用者および在宅障がい者による書・絵画・手工芸など
期間：12月6日(火)～11日(日)の午前9時～午後9時(11日は午後3時まで)
問合せ：実行委員会事務局(障がい福祉課内)

○バザー
障がい者施設の利用者などによるクッキー、手芸品など
期間：12月6日(火)～11日(日)の午前10時～午後3時

○イベント
障がい者施設の利用者などによるコーラスなどの発表
日時：12月6日(火)午後1時30分～2時30分、10日(土)午後1時30分～2時10分

《共通》
場所：ハートフルスクエアーG2階交流サロン(橋本町1-10-23)
◎詳細は、市ホームページ(『HP』1013662)に掲載。

★障がい者理解啓発イベント2022
○インクルーシブなストリート・ピアノの演奏会
ゆめぽっけ(絵本お菓子の世界より)、ぎふの森学園(バイオリンとの演奏など)、個人によるピアノ演奏会
期間：12月3日(土)～6日(火)、8日(木)
場所：市庁舎1階市民交流スペース「ミンナト」
◎詳細は、市ホームページ(『HP』1018899)に掲載。
○展示障がいごとの特性や障がいのある人への支援方法、支援グッズをパネルで紹介
期間：12月3日(土)～9日(金)の午前8時～午後8時
場所：市庁舎1階エントランスモール

★福祉ショップOh・EN
市内の障がい者就労施設などを支援するため、市庁舎内において自主生産品を販売。
日時：月～金曜日(市役所開庁日)の午前11時～午後2時
場所：市庁舎1階エントランスモール
問合せ：障がい福祉課

★岐阜市福祉の店「友and愛」
市内の障がいのある人が働く施設でつくられた製品、ひとり親家庭のお母さんの手づくり品などを販売。
場所：マーサ213階(正木中1-2-1)
営業時間：午前10時～午後9時
問合せ：(福)岐阜市社会福祉協議会
【電話】255-5511
【FAX】255-5512

■障がいのある人もない人もともに暮らせる岐阜市づくり条例
障がいのある人もない人も、個人として尊重し合いながらともに暮らすことのできる社会(共生社会)を実現するために、令和4年4月1日に制定しました。
市民の皆さんには、障がいに対する理解を深めていただき、岐阜市が進めるさまざまな障がい者施策へのご協力をお願いします。
◎詳細は、市ホームページ(『HP』1004679)に掲載。
～基本理念～
(1)全ての市民が、障がいの有無にかかわらず、個人として等しく尊重され、地域社会の主体となること
(2)障がいのある人の性別、年齢、障がいの特性、状態等に応じたきめ細やかな支援が必要であること
(3)障がいのある人、その家族その他関係者の意見を可能な限り尊重するとともに、各分野における切れ目のない支援が必要であること

問合せ：
身体・知的障がいなどについて…障がい福祉課(〒500-8701司町40-1市庁舎1階・【電話】214-2138・【FAX】265-7613・【E-mail】fj-shougai@city.gifu.gifu.jp)
精神障がい・難病について：保健所地域保健課(【電話】252-7191・【FAX】252-0639)