熱中症は、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能がうまく働かなくなることで生じます。8月はまだまだ猛暑が続きます。家の中は、夜間でも昼間の熱がこもるため、寝苦しい熱帯夜の日には、寝ているうちに熱中症になる場合があります。高齢者では、在宅での熱中症の発生が半数を超えています。屋外や日中だけでなく、室内や夜間でも発症することがあるため、冷房を適切に使い、体調の変化に気を付けましょう。
○熱中症警戒アラート
環境省と気象庁は、熱中症の危険性が極めて高くなると予想された際に、「熱中症警戒アラート」を発表し、危険な暑さへの注意を呼びかけるとともに、熱中症予防行動をとってもらうように促すための情報を配信しています。メールやLINE(ライン)での配信サービスも行っています。詳しくは、環境省ホームページをご覧ください。
○熱中症の主な症状
・めまい・立ちくらみ・手足のしびれ・筋肉のこむらがえり・気分が悪い・頭痛・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感・いつもと様子が違う
・重症になると…意識混濁・意識消失・けいれん・からだが熱い
○熱中症の予防方法
・屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)離れているときには、マスクを外して休憩する。
・のどが渇いていなくても、1日に1.2ℓ程度(ペットボトル500ミリリットルを2.5本分)を目安に水分補給をする。
・涼しい服装、日傘・帽子の使用、日陰への移動を心掛け、暑さを避ける。
・一般的な家庭用エアコンでは換気ができないため、感染症対策として窓とドアなど2か所以上あけて換気をする(換気間隔は30分に1回以上、数分程度が目安)。換気の際は室内温度が高くなりやすいため、設定温度を下げるなどの調整をする。
○熱中症が疑われるときは
(1)風通しの良い日陰、エアコンの効いている室内など、涼しい場所へ避難する。
(2)衣服(衣類)をゆるめ、体から熱を逃がす。
(3)氷や冷たいペットボトルなどを太い血管のある首・脇の下、太ももの付け根にあてて冷やす。また、露出した皮膚に濡らしたタオルをあて、うちわや扇風機などで扇ぐことで体を冷やす。
(4)水分・塩分を補給する。
※自力で水が飲めない、呼びかけや刺激に対する反応がおかしい、意識がないなどの症状のときは、救急車を呼びましょう。
問合せ:
保健所健康増進課【電話】252-7193、
中保健センター【電話】252-0632、
南保健センター【電話】271-8010、
北保健センター【電話】232-7681