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歴史博物館特別展

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岐阜県岐阜市

■近世能装束の世界 用の美-武家貴族の美意識
期間:開催中~9月12日(日)
さまざまな素材・技法・文様を用いて作られる能装束には、唐織(からおり)(女性役用)とよく似た厚板(あついた)唐織(男性役用)があります。厚板唐織が作られるようになったのは江戸時代。唐織との違いは、文様にあります。秋草など繊細な文様が施される唐織に対し、厚板唐織は少し大ぶりな文様を用います。日本的な文様と外国由来の文様が混在しており、平家の公達(きんだち)の優美な姿を表すために作られるようになったといわれています。この作品は、石畳地に桐紋を配しただけの一見単調なデザインですが、地文様に紫と萌葱(もえぎ)の2種類の絵緯糸(えぬきいと)(柄を織り出す緯糸(よこいと))を使い、紫と萌葱の石畳文様を段替わり(反物に異なる地色や文様をつけること)にするこだわりが見られます。装束に仕立てる際には、桐紋の高さを揃え、さらに紫と萌葱が大きな市松文様に見えるように互い違いに配置し、着たときに隠れてしまう部分(右前の下部)にも文様を配すなど、細部まで配慮の行き届いた仕上がりです。
観覧料:高校生以上600円、小中学生300円 ※各種障がい者手帳、難病に関する医療受給者証をお持ちの人とその介護者1人は証明書などを提示すると無料。市内の中学生以下の人は無料。家庭の日(8月15日(日))に入館する中学生以下の人は無料。
開館時間:午前9時~午後5時(入館は30分前まで)
休館日:毎週月曜日(8月9日は開館)、8月10日(火)

場所・問合せ:歴史博物館(大宮町2-18-1・【電話】265-0010)
◎関連イベントなどはホームページをご覧ください。

       

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