■脳卒中とは
脳の血管が破れるまたは詰まるなどして、脳に血液が届かなくなり、脳の神経細胞が障害される病気です。脳卒中は、令和2年の日本の死亡原因の第4位であり、身近で重大な病気です。今後、高齢者人口の増加や生活習慣病の増加により、脳卒中になる人が増えると予想されています。
■脳卒中の症状
早期(発症して4時間30分以内が目安)に治療を開始すると、後遺症が軽く済む可能性があります。もし、ご自分や周囲の人に次のような症状がみられたら、一刻も早く救急車を呼び、医療機関を受診しましょう。・片方の手足・顔半分の麻痺・しびれが起こる(手足のみ、顔のみの場合あり)
・ろれつが回らない、言葉がでない、他人の言うことが理解できない
・力はあるのに立てない、歩けない、フラフラする
・片方の目が見えない、物が2つに見える、視野の半分が欠ける、片方の目にカーテンがかかったように突然一時的に見えなくなる
・経験したことのない激しい頭痛がする
※重症の場合には、意識がなくなることもあります。また、症状が1つだけ出現することもありますし、いくつかの症状が重複することもあります。
脳卒中以外の病気でもこのような症状が突然現れる場合がありますが、普段とは明らかに違う場合には、緊急受診しましょう。
■脳卒中の予防
脳卒中の5大危険因子は、高血圧・糖尿病・脂質異常症・不整脈・喫煙といわれています。規則正しい食生活と適度な運動を心掛け、たばこを吸う人は禁煙しましょう。また、治療中の疾患がある場合には、定期的に医療機関を受診し、忘れずに内服するなど病気をコントロールすることも大切です。寒い時期は血圧が高くなりやすいため、脳卒中の発症に注意しましょう。
出典:国立循環器病研究センターホームページ
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