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■今年度のテーマ「レッドリボン30周年~ThinkTogetherAgain~」
治療法の進歩により、HIV陽性者もエイズの発症を防ぐことができ、HIVに感染していない人と同じような生活を送ることが期待できるようになりました。また、治療を継続して体内のウイルス量が減少すれば、他の人への感染リスクが大きく低下することも確認されています。しかし、そうした情報が正確に伝わっているとは言えず、死に至る病であるという認識にとどまっている場合が少なくありません。
そこで、今年度は「世界エイズデー」のキャンペーンテーマに、HIV/エイズへの理解と支援のシンボルである「レッドリボン」を中心に据えることになりました。レッドリボンは、エイズで亡くなった人々に対する追悼の気持ちとエイズに苦しむ人々への理解と支援の意思を表明するものです。レッドリボン誕生から30周年の節目において、このシンボルに宿る意味を原点に返って考えるとともに、HIV/エイズに関する検査や治療、支援などの知識を身につけ、HIV検査の受検促進や差別・偏見の解消につなげていきたいという思いがテーマに込められています。
市では今年も中高生や大学生などが作成したレッドリボンフラッグを11月16日(火)~12月10日(金)に神田町通りに掲示し、世界エイズデーを啓発します。
問合せ:保健所感染症対策課
【電話】252-7187