期間：開催中～11月23日(火・祝)　※会期中、一部展示替えあり
■波濤(はとう)を越えて-鑑真(がんじん)和上(わじょう)と美濃の僧・栄叡(ようえい)-
この展覧会では、遣唐使を通じて日本にもたらされた中国・唐の文化についても紹介しています。唐の三さんさい彩は日本にはない釉ゆうやく薬を用いた陶器でした。のちにこれをまねて奈良三彩という陶器が作られました。奈良の大安寺から唐の三さんさいちん彩枕の破片が大量に出土しています。当時はやりの仏像の様式も唐から伝わりました。7世紀後半に比べて、8世紀・奈良時代の仏像は、ふくよかで、より写実的な姿です。美濃の僧・栄叡が遣唐使船に乗って唐へ渡り、鑑真和上を日本に招いた背景には、こうした先進的な唐文化への憧れがあったのです。
観覧料：高校生以上1,300円、小中学生650円　※各種障がい者手帳、難病に関する医療受給者証をお持ちの人とその介護者1人は証明書などを提示すると無料。市内の中学生以下の人は無料。家庭の日(11月21日(日))に入館する中学生以下の人は無料。
開館時間：午前9時～午後5時(入館は30分前まで)
休館日：毎週月曜日(11月1日・22日は開館)、11月4日(木)

場所・問合せ：歴史博物館(大宮町2-18-1・【電話】265-0010)