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5月水防月間 大雨や台風などの水害から命を守る

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岐阜県岐阜市

平成30年7月豪雨では、岐阜市に初めて特別警報が発令され、長良橋の陸閘(りっこう)を14年ぶりに閉鎖する状況となりました。これからの梅雨・台風シーズンに向け、風水害時に取るべき行動や、普段の備えとしてできることを紹介します。

■風水害に対する普段の備え
災害による被害を最小限に抑えるためには、日ごろからの備えが重要です。非常持出品・備蓄品を準備したり、家族で連絡方法や避難経路などを話し合ったりしてみてはいかがでしょうか。

■被害予想や避難場所を把握
○ハザードマップで被害予想を把握する
・自宅周辺や勤務先・通学先周辺での危険度や被害予想を把握
○避難場所・避難所を把握する
・自宅や勤務先・通学先から近い指定緊急避難場所(公園や学校のグラウンドなどの空き地)、指定避難所(学校の体育館や地区の公民館、民間施設)を把握
・実際に歩いて、避難経路や所要時間、目標物や危険箇所を確認
・避難場所や避難経路はあらかじめ複数決めておく

■避難所へ持っていく物を準備!(台風などによる半日~1日程度の避難の場合)
大雨や台風の接近により自宅から避難するとき、持っていくべき物を確認しましょう。避難所は身の安全を確保する場所です。避難に必要な物は自分で持ち込んでください。
○食べ物は必ず持ち込みを
・避難中に自分が食べるだけの食料は持って行く。
・台風が近づく前に食料を購入する。
・水分は多めに用意する。
○その他必要な物も確認を
・食料のほか、自分に必要な物も持って行く。
・夜を明かさなければならない場合も考えて、睡眠を快適にする用品の準備も検討する。
・持病がある人は、薬を忘れずに持って行く。
◆台風・大雨時には
台風・大雨時には、まず落ち着いて行動することに心がけましょう。自分の身を守るためにも、正しい情報を迅速に入手し、危険が迫る前の早めの避難に努めてください。

■避難情報の種類
風水害や土砂災害の危険が迫っている時に、避難情報を発令します。それぞれが状況に合わせて、安全な場所への避難に努めましょう。

※内閣府のガイドラインの改定に併せ、住民自らが避難行動が取れるよう、取るべき行動を明確に示すため、今夏より警戒レベルを5段階に分け、上記の避難情報などに付記して伝達します。
警戒レベル3「避難準備・高齢者等避難開始」=「高齢者等は避難」すべきことを示す
警戒レベル4「避難勧告、避難指示(緊急)」=その他の人も全員避難すべきことを示す
警戒レベル5 =命を守る最善の行動を即座にすべきであることを示す
災害発生の情報と併せて伝達することを想定

○避難所の開設順序について
風水害時に、避難勧告などを発令する際は原則、
(1)各地域の地区公民館
(2)小学校(小学校のない地域は中学校など)
(3)中学校やコミュニティセンターの順で開設。
※開設状況などは市ホームページ、ツイッター、フェイスブックで公表。

◆「岐阜市総合防災安心読本」で確認
「岐阜市総合防災安心読本」や市ホームページで、各種ハザードマップや指定緊急避難場所・指定避難所の位置をご覧になれます。「岐阜市総合防災安心読本」は、都市防災部や市民課、各事務所で無料で配布しています。
◎ハザードマップのうち、長良川の洪水ハザードマップを平成30年度に更新しました。都市防災部(消防本部4階)、各事務所、市ホームページで入手可。

■家族との連絡方法を確認
読本の巻末の「災害時の我が家のルール」記載シートを活用し、家族のルールを決めておきましょう。
・どのタイミングでどこに避難するかは、普段から家族で話し合う
・大規模災害時、固定電話や携帯電話は、停電で不通になったり、通話が集中してかかりにくくなったりするので、複数の連絡手段を確保する
・連絡を取り次いでくれる遠くの親戚などを決めておくのも有効
《災害時の連絡手段》
・災害用伝言ダイヤル「171」
・携帯電話「災害用伝言板」
・災害用ブロードバンド伝言板(web171)
・公衆電話
・SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)など

■防災情報などの積極的な情報収集を
災害の恐れが高まっていると感じられた際には、防災行政無線だけではなく、自身でテレビ、ラジオ、インターネット、防災アプリなどを活用して積極的な情報収集に努めてください。
○防災行政無線テレフォンサービス
防災行政無線からの放送(24時間以内に限る)を電話で確認することができます。
【電話】0800-200-6931(通話無料/携帯電話からは利用不可)
【電話】058-267-5010(通話有料/携帯電話・県外からの固定電話はこちらを利用)
○岐阜市気象・災害等メール配信サービス
市内に発表された気象情報、避難情報、行政情報などをお持ちの携帯電話やパソコンへメールで配信。
登録方法:
・QRコード(R)を読み取りまたは「【E-mail】gifucity@sg-m.jp」に空メールを送信
・登録用URLが記載されたメールを受信後、利用規約を確認の上「メール配 信に同意する」のボタンを押す
・受け取りたい情報を選択し、「入力内容を登録する」ボタンを押す
・「本登録完了のお知らせ」メールが届いたら、登録は完了
《緊急時、防災行政無線はサイレンを鳴らします》
防災行政無線の放送は、下記の場合、はじめのチャイムに代わりサイレン(サイレン60秒・休止5秒、サイレン60秒)を鳴らします。
・土砂災害の恐れがある場合に避難勧告、避難指示(緊急)を発令するとき
・洪水などの際に避難指示(緊急)を発令するときなど
※サイレンが聞こえたら、すぐにテレビ、ラジオをつけるなど情報収集を!

■土砂災害などの危険が迫る前に早めの避難
雨の降り方によっては、避難に関する情報が出されるよりも前に、より安全な場所に自主的に避難することが必要です。また、避難に危険を感じたら無理をして避難場所に向かうのではなく、自宅2階など家の中の安全な場所に移動しましょう。「危険を察知して自分の命を守る行動をとる能力」を身に付けることが大切です。

問合せ:都市防災政策課・防災対策課
【電話】267-4763

       

岐阜市から市民の皆さまへ大切な情報をお届けします。 広報プラス ーわたしの広報ぎふー

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