今、児童虐待により幼い命が失われています。その数は、約5日に1人。保護者が子ども虐待におよぶ背景には、育児ストレス、子どもの病気や発育・発達面での心配、近隣や親族との関係の希薄化、子どもと接する機会の不足、経済的不安、夫婦関係の不安定さなど、さまざまな要因があります。
困難や悩みを抱えた保護者に対する、周囲の皆さんの理解や支援が、子ども虐待をなくすことにつながります。ためらわずに通告・相談してください。
■一人じゃないよ!気持ちを話そう
子育て中の皆さんへ
「自分だけがうまく子育てできていない」「子育てを助けてくれる人がいない」など、不安や悩みを抱えていませんか。子育ては思うようにはいかないものです。一人で抱えず、だれかに話してみませんか。
★家族や身近な人と話そう
学校や保育所・保育園・幼稚園などの機関に伝えてみましょう。
★“エールぎふ”に相談しよう
専門的なアドバイスが欲しい時、深刻な状況に陥りそうな時は連絡してみましょう。0歳から成人前までの子ども・保護者のあらゆる悩みや不安の相談に対応しています。
★子育て中の人と話そう
地域で開催されている子育てサークルなどで不安や悩みを声に出してみませんか。共感してもらえたり、安心できたりします。
≪子育てに関するあらゆる相談≫
子ども・若者総合支援センター“エールぎふ”【電話】0120-43-7830
≪妊娠・出産・育児・健康に関する相談≫
中母子健康包括支援センター【電話】252-0631
南母子健康包括支援センター【電話】271-8130
北母子健康包括支援センター【電話】233-3116
■気づいて!虐待のサイン
あなたの周りでこんな様子はありませんか?
周囲の皆さんへ
★子どもの様子
□不自然な傷が多い
□身体や衣類が非常に不潔である
□何時間も外に出され家に入れてもらえない
□表情が乏しい
□親と離れると表情が晴れやかになる
□常にお腹を空かせていて、食べ物を与えると隠すようにがつがつ食べる
★保護者の様子
□子どもが病気やけがをしても、医者にみせようとしない
□子どもへの態度・言葉が否定的で冷たい
□大声で子どもを怒鳴ったり、叱ったりする
□小さい子どもを家において頻繁に外出する
□「子どもをしょっちゅう叩く」と言ったり、子どもが「なつかない」「かわいくない」と言う
≪児童虐待の通告・相談先≫
児童相談所全国共通ダイヤル【電話】189(いちはやく)
子ども・若者総合支援センター“エールぎふ”【電話】269-1600