日本では、一生のうち2人に1人ががんになると言われており、30年以上死亡原因の1位を占めています。一方、診断と治療の進歩により、早期発見・治療による完治が期待できるようになりました。早期のがんは、ほとんど自覚症状がないため、早期発見のためにはがん検診を受けることが必要です。
市では、より多くの市民の皆さんが受診しやすいように、お近くの公民館などで各種がん検診を実施しています。また、土・日曜日や平日夜間にも検診の機会を設けています(日程表のオレンジ色)。少ない自己負担で受けることができますので、ぜひご利用ください。
○当日の受付時間:午前9時~10時30分
表から検診の期日・場所を決め、申込先に電話で申し込んでください。
■胃がん検診
◇胃部エックス線撮影
○対象者:40歳以上
○料金:920円
○受診の目安:年1回
○事前申込必要
※ただし、過去に腸閉塞(疑いを含む)を指摘された人、バリウム製剤による過敏症の既往歴のある人、妊娠中(疑いを含む)の人は受診できません。また、誤嚥(ごえん)のおそれがある人、胃の手術を受けた人などは受診できない場合がありますのでお問い合わせください。
検診内容:(1)問診 (2)発泡剤(胃を膨らませる薬)とバリウム(造影剤)を飲みます。(3)胃のレントゲン撮影を行います。
結果通知:検診結果は約1か月後、自宅へ郵送します。
■肺がん・結核検診
◇胸部エックス線撮影
○対象者:20歳以上
○料金:無料
○受診の目安:年1回
○事前申込不要・直接会場へ
※ただし、妊娠中(疑いを含む)の人は受診できません。65歳以上の人は、感染症法により、年1回の結核健診受診が義務づけられています。
検診内容:(1)問診 (2)胸のエックス線撮影を行います。
※金属やプラスチックなどがついていない薄い衣類なら、着たままで撮影できます。
結果通知:検診結果は約1か月後、自宅へ郵送します。
◇かくたん細胞診検査
たんが連続で3日以上出る人
○対象者:40歳以上
○料金:510円
○受診の目安:年1回
○事前申込不要・直接会場へ
会場:「肺がん・結核検診会場」または各市民健康センター(開庁日時内)
検診内容:(1)たんの取り方を説明し、問診の上、採取容器を渡します。(2)自宅で、3日分のたんを採取し、検査機関に郵送し、たんの中にがん細胞があるかを検査します。
結果通知:検診結果は約1か月後、自宅へ郵送します。
○当日の受付時間: 午前9時30分~ 11時30分
★午後5時~7時
事前申込不要です。表から検診の期日・場所を決めてお出かけください。
■大腸がん検診
◇便潜血検査2日法
○対象者:40歳以上
○受診の目安:年1回
○料金:40歳以上69歳以下=無料 70歳以上=200円
○事前申込不要・直接会場へ
会場:「肺がん・結核検診会場」、「乳がん検診会場」、「胃がん検診会場」または各市民健康センター(開庁日時内)
検診内容:(1)便の取り方などを説明し、問診の上、採取容器を渡します。(2)自宅で2日分の便を採取し、検査機関に郵送し、便の中に血液があるかを検査します。
結果通知:検診結果は約1か月後、自宅へ郵送します。
精密検査は、必ず受けましょう
がん検診は受診すれば終わりではありません。「精密検査が必要」と判定された人は、さらに詳しい検査を行い、病気の有無を確認し、適切な治療を受けることが必要です。がんは、初期では一般的に症状が出にくい疾患だといわれています。何も症状がない場合でも、必ず精密検査を受けましょう。