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市長の元気宅配便340 平成30年2月1日号 最終回

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岐阜県岐阜市

最後に一言 永遠に「強い岐阜市」 たれ! 岐阜市 市長 細江茂光

平成15年7月1日号以来15年間に亘って書き綴(つづ)った「市長の元気宅配便」も今回の2月1日号(340号)でいよいよ最終回となりました。素晴らしい岐阜市民の皆さん、本当にありがとう!平成14年2月25日の岐阜市長就任から16年間、岐阜市民の皆さんとともに仕事ができたこの5千840日間は、私の一生の思い出として心に深く刻まれました。家族や多くの友人の顔を思い浮かべながら、生まれ育った故郷・岐阜市の課題や将来についてこのコラムで論ずることができた私は本当に幸せ者でした。
私の市長としての16年間も、120年を超える岐阜市の歴史から見ればほんのわずかなページにしか過ぎません。岐阜市という大樹は、これからも新しい年輪を更に幾重にも重ね、太い根を張って、どんな厳しい環境にあっても、ビクともせず耐え続けることのできる「強い岐阜市」に育っていくことでしょう。そんな大きな期待を込めて今年の一字を『強』としました。さて何事も一朝一夕(いっちょういっせき)では成し遂げられません。大樹の年輪も一年に一輪しか増えません。積小以大(せきしょういだい)と言われるように、地道に小さなものを積み重ねていって、はじめて大きな志や目標を達成できるのです。これからも決して慌(あわ)てることなく、先人の築いた歴史や資産の上に、自分たちの時代の叡智(えいち)や努力を一つ一つ地道に加えていってほしいと思います。
「不易流行」(ふえきりゅうこう)は俳諧(はいかい)で有名な松尾芭蕉の言葉です。「不易」とはどんな時代にあってもけっして変えない、変わらないもの。「流行」とはその時代・時代にあって、時流に合わせて変えていく、変わっていくものと言えるでしょう。最近は、人工知能などに代表される第4次産業革命の時代と言われたり、あるいは人生100年時代と言われたりします。このような未知の時代における未知の事態に対しては、過去にとらわれない斬新な政策と対応(流行)が求められます。しかし一方で従来から一貫して地道に続けてきている通奏低音とも言える基本的な政策、本市で言えば人間を最優先に考える「教育立市」や、政策を遂行するために不可欠な健全財政を確立するための「徹底した行財政改革」などはいつの時代にあっても変わらぬ最重要課題(不易)なのです。芭蕉翁が言うようにこの「不易」と「流行」のバランス(調和)をしっかりと取りながら岐阜市が永遠に発展していってほしいと願っています。
最後にもう一度岐阜市民の皆さん、ありがとう!
グッド・ラック岐阜市!

       

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