文字サイズ

冬場も食中毒にご注意を!

27/82

岐阜県岐阜市

近年、食中毒の発生件数で1位2位を争うのがノロウイルスとカンピロバクターです。ノロウイルスによる食中毒は冬場に多発するため、これからの時期は特に注意が必要です。

●ノロウイルスによる食中毒について
ノロウイルスは、人の腸の中で増殖し、ふん便とともに排出され、人の手を介して汚染が広がります。感染すると24~48時間後に吐き気、おう吐、下痢、腹痛などの症状が現れます。
予防方法:
・最も重要で効果的な予防方法は手洗いです。調理や食事の前、トイレの後には必ず石けんで丁寧に手を洗いましょう。

手洗いの方法:
(1)石けんをつけてよく泡立てる
(2)手のひらと甲を洗う
(3)指の間を洗う
(4)親指を洗う
(5)指先を洗う
(6)手首を洗う
(7)流水でよく洗い流す
・おう吐や下痢などの症状があるときは、調理作業を控えましょう。
・食品は中心部まで十分に加熱しましょう(85~90℃で90秒以上)。
・調理器具は熱湯で消毒するかまたは0.02%次亜塩素酸ナトリウム液
※でつけ置き消毒しましょう。

※0.02%次亜塩素酸ナトリウム液の作り方:
(1)台所用漂白剤などの塩素系漂白剤(約5%)をペットボトルのキャップ半分弱(約2ml)とり、500mlのペットボトルに入れる。
(2)水をボトルいっぱいに入れてよく混ぜる。

●カンピロバクターによる食中毒について
カンピロバクタ―は、主に動物の腸管内にいる細菌で、特に鶏肉からは高い割合で見つかっています。感染すると2~7日後に下痢、腹痛、発熱などの症状が現れます。ほとんどが鶏肉の生食や加熱不十分な鶏肉料理(鶏の刺身・たたき・湯引きなど)を食べることが原因で起こっています。「新鮮だから安全」というのは根拠のないまちがった情報です。鶏の肉や内臓を生もしくは十分に加熱しないで食べたり、提供するのはやめましょう。

問合せ:保健所食品衛生課
【電話】252-7194

       

岐阜市から市民の皆さまへ大切な情報をお届けします。 広報プラス ーわたしの広報ぎふー

MENU