がんは、2人に1人がかかる病気と言われていますが、早期発見・早期治療をすることができれば、長期生存が期待できる病気です。また、治療が早期であるほど、体への負担や日常生活への影響も軽くなります。がんの種類によっては、自覚症状が出た段階では病状が進行していることもあります。そのため、自覚症状がなくても、定期的にがん検診を受けていただくことが効果的です。
■がん診療連携拠点病院とは
がん診療連携拠点病院とは、全国どこでも質の高いがん医療を提供することができるよう、都道府県の推薦を受け国が指定した病院です。専門的ながん医療の提供だけでなく、地域のがん診療の連携協力体制の整備、患者・住民への相談支援や情報提供などの役割を担っています。岐阜市内では、岐阜市民病院、岐阜大学医学部附属病院、岐阜県総合医療センターが指定を受けています。
■がんの早期発見・早期治療のために
がん診療連携拠点病院では、がん検診後の精密検査やがん治療を積極的に行っています。がんになったとしても、より早い段階で発見し、治療を開始できるよう、「がん検診」の受診をお勧めします。
■がん相談支援センターをご利用ください
がん診療連携拠点病院には、患者やその家族などが利用できる「がん相談支援センター」があります。センターでは専門のがん相談員が、治療や療養のことなどさまざまな相談を無料でお受けします。がん診療連携拠点病院に通院中の人以外の利用も可能です。匿名での相談可。
■仕事に関する悩みはありませんか
「がん相談支援センター」では、がんの治療をすることと働くことを両立していくための支援も行っています。相談員による相談だけでなく、社会保険労務士、岐阜産業保健総合支援センター、ハローワークの出張相談会も開催しています。実施内容は病院ごとに異なりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
市内のがん診療連携拠点病院の相談窓口:
岐阜市民病院がん相談支援センター【電話】251-1101(【内線】2236)
岐阜大学医学部附属病院がん相談支援センター【電話】230-7049
岐阜県総合医療センターがん相談支援センター【電話】246-1111
※県内(岐阜市以外)相談窓口は、
大垣市民病院(【電話】0584-81-3341【内線】6180)
木沢記念病院(【電話】0574-24-1455)
県立多治見病院(【電話】0572-22-5311)
高山赤十字病院(【電話】0577-32-1111【内線】1203)
です。