防災や減災(災害における被害を最小化する)のためには、自分の身は自分で守る「自助」が肝心です。災害時にどのように自分の身を守るかを知っておきましょう。災害発生時に取るべき行動や、普段の備えとしてできることを紹介します。
地震発生!
自分の身を守るため、冷静さを失わずに対応を。「取るべき行動」を覚えておきましょう。
その時、命を守るために
「緊急地震速報」で得られる、数秒~数十秒が身を守る
●緊急地震速報とは
地震が発生した際に最初に到達する小さな揺れと、その後到達する大きな揺れの伝達速度の差を利用し、震源近くの地震計で小さな揺れを感知すると、震源の位置、地震の規模、想定される揺れの強さを瞬時に計算し、地震の大きな揺れが到達する数秒から数十秒前にテレビやラジオなどを通じて、強い揺れが来る地域をお知らせします。
●市有公共施設での緊急地震速報の伝達
岐阜市で震度4以上(他の地域で震度5弱以上)の地震が発生すると予測される場合、市役所本・南庁舎、消防本部、市民病院、市内小中学校および特別支援学校などの市有公共施設で放送します。
1)大きな揺れを感じたり、 緊急地震速報を聞いたら…
◦テーブルや机の下に隠れる。頭を座布団やクッションで保護して、揺れが収まるのを待つ
家具や家電製品の転倒・落下、ガラスの飛散から身を守る
地震は不意に襲ってきます。こんな時は…
◆寝ている時
◦床で寝ていれば、寝具にもぐり込む
◦ベッドで寝ていれば、ベッドの下に隠れる
◆トイレや浴室では
◦ドアを開けて、避難口を確保
◆台所
◦テーブルなどの下に隠れ、飛散物に注意
◆屋外
◦住宅地では、路上への落下物や倒壊物、ブロック塀に注意
◦オフィス街や繁華街では、ガラスや外壁、看板などの落下に注意◦山や丘陵地では落石に注意し、急傾斜地などの危険な場所から遠ざかる
2)揺れが収まったら…
◦すぐに火の始末を ガスコンロなどの火を消ス
◦ドアや窓を開けて、避難口を確保
◦靴やスリッパを履く 飛散物から足を守る
◦非常持出品を用意
◦テレビやラジオなどで情報を収集
◦余震に注意、周囲の様子を確認
▲お子さんがいる家庭では、あらかじめ通園・通学先への迎えの対応なども決めておきましょう
3)避難する時は…
◦ガスの元栓を閉め、電気のブレーカーを切る
◦あらかじめ決めておいた場所へ避難する
◦隣近所の安全を確認
地域の高齢者や障がいのある人、子どもたちの安否確認、救助・救護や消火活動を行いましょう。隣近所で助け合うことで、災害に強い地域になります。平常時から声を掛けあい、顔の見える関係をつくりましょう。