食事はいい塩あんばい梅で～塩は1日男性8g、女性7g未満～
健診はじめさん・わかばさん夫妻が、食事の相談に保健センターを訪れました。
はじめさん
今年の特定健診では、血圧が148/92あって医師から受診勧奨判定値と言われました。1か月後に受診するんですよ。
わかばさん
はじめさんのお父さんが心筋梗塞で入院したばかりだし、血圧が高いと将来大きな病気になるのではと心配です。薬を飲まなくていいんでしょうか。
保健師
はじめさんの血圧だと服薬治療よりも生活習慣の改善が優先されるのが一般的です。高血圧から動脈硬化が進んで、脳卒中や心臓病などの危険性が高まらないように、塩分の摂り方から見直すといいですね。塩分の1日の適量は、男性は8g、女性は7g、血圧が心配な人は6g未満とされています。1食あたり2g程度が目安になりますね。
わかばさん
はじめさんの血圧を考えてカレーを作る頻度は減らそうかな。
はじめさん
一品ものは塩分が多いと医師から聞いたので、外食する時は定食を選ぶようにしています。
保健師
野菜や果物、海藻類などに多く含まれるカリウムは余分なナトリウム(塩分)を排泄してくれるので、高血圧の予防のためには食べたいですね。
わかばさん
夏野菜は塩をふって食べることも多いのですが、調理方法を工夫してみます。

減塩のヒント：
1）しょうゆや塩はかけるよりつけて使う
2）麺類の汁は飲まない
3）かんきつ類や酢、香辛料を使う
4）薄味でも食べ過ぎない
5）煮物の味付けは最後にする
6）汁物は具だくさんにし、だしをとる

特定健診で、腹囲やBMIが基準値を超えていた場合は、少しの減量で検査値が改善する可能性があります。特定保健指導の案内が届いたら、積極的に利用しましょう。
問合せ：国保・年金課 電話2142083