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市長の元気宅配便322 平成29年5月1日号 ますます熱い「信長公のおもてなしが息づく長良川鵜飼」いよいよ開幕 市長 細江茂光

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岐阜県岐阜市

 信長公入城・岐阜命名450年でますます盛り上がる岐阜市では、平成27年4月に「信長公のおもてなしが息づく戦国城下町・岐阜」が日本遺産第一号に認定されました。おもてなし名人の信長公は茶のお点前、能楽、荒々しく削った岩肌を背景とした庭園、信長御膳とも言われる山海の珍味に趣向を凝らした料理の数々など、様々な方法でお客様をもてなしました。中でも特筆されるべきは長良川鵜飼によるおもてなしでしょう。信長公の嫡男(ちゃくなん)・信忠と武田信玄公の娘・松姫の婚約にあたり、お祝いものを持ってきた信玄公の使者を長良川鵜飼でもてなし、信玄公へのお土産の鮎を信長公自ら選んだとの記録が残っています。
 さて5月11日に開幕する今年の長良川鵜飼は杉山雅彦鵜匠を新代表に迎え、昨年は5艘だった鵜舟を今年は6艘に戻す方向で準備が進められております。今年の鵜飼も、折からの観光ブームを追い風に大いに頑張ってくれるものと期待しています。国の内外からのお客様をもてなすべく、今年からはトップに鵜飼の動画を配したホームページの多言語を図るとともに、英語による予約やクレジットカード決済も可能になりました。2020年までに訪日外国人旅行者数(インバウンド)4千万人達成を目標とする国の施策を受け、本市でも更に受け入れ態勢の充実を図っていきます。
 平成17年4月に長良川プロムナードが完成し、それまでせっかくの鵜飼を台無しにしてきた車のヘッドライトの行列がなくなり、本来の漆黒(しっこく)の闇の中での鵜飼が復活しました。
今年は完成から12年を経過したそのプロムナードの改修工事を行いました。歩道と車道を無段差とし、カラー舗装により歩道を明確にするとともに、鵜飼開催時以外に点灯させる街路灯をLED化したため、明るさは従来の2倍ほどになりました。これで夜も安心して散歩やジョギングを楽しんでいただけると思います。
 今年2月に今も鵜飼を続ける中国の雲南省(うんなんしょう)大理市を訪問しました。ある調査によると中国で鵜飼をやっているところは119か所にのぼりますが、まだほとんどが漁業として行っているそうです。今回の訪問で、中国で数少ない観光鵜飼を開催する大理市と岐阜市が、連携してユネスコの世界無形文化遺産登録を目指すことで合意しました。昨年8月には、市民の皆さんによる長良川鵜飼文化応援団が結成されました。平成
27年3月に国の重要無形民俗文化財に指定された長良川鵜飼を、世界の長良川鵜飼に飛躍させるべく更に頑張ろうではありませんか。

       

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