■子育て支援
・不登校児童生徒を対象に実施している体験活動に、大学生ボランティアが参加するメンターフレンド事業を実施します。また、夏休みに「“エール”サマーフェス」を開催し、ひきこもり傾向のある児童生徒に、アニメ、音楽、スポーツ等に触れる機会をつくることで、外出の「きっかけ」づくりとするとともに、得意分野の才能の伸長につなげる才能スプラウト事業を展開します。
・南市民健康センター内に開設予定の新たな幼児支援教室の整備を進めます。
・保育所の待機児童ゼロを継続するため、市橋保育所の増築や私立認定こども園の園舎建設に対する助成を行うほか、保育士確保対策として、私立保育園等の保育士の採用を支援するなど、ハード・ソフトの両面から安心して子どもを預けることができる環境整備に取り組みます。
・多子世帯への支援の一環として、第3子以降の子どもの出産を祝い、子育てを応援するため「ハッピー子育て応援金」を創設します。
・子どもの貧困対策として、ひとり親家庭の高校生等を対象とする給付型奨学金の支給を開始するほか、学校給食のない夏休みに食事を提供する「子ども食堂」への支援を実施します。
■高齢者・障がい者・生活困窮者などの地域生活支援
・地域でのサービス提供を検討する日常生活圏域協議体の設置を拡大し、「買い物支援サービス」や「高齢者の集いの場」など、支え合いの仕組みづくりを一層推進します。
・団塊の世代が75歳を迎える「2025年問題」を見据え、地域包括ケアシステムの深化・推進および高齢者のさまざまな課題の解消や介護保険サービスの充実強化等を図るため、「第7期高齢者福祉計画」を策定します。
・障がい児・障がい者に対する施策として、「次期障害者計画」を策定するとともに、これを踏まえた「次期障害福祉計画」および「障害児福祉計画」を策定し、障がい児・障がい者の自立および社会参加に向けた支援などの施策を一層推進します。恵光学園などに防犯カメラを設置するなど防犯対策の強化に努めます。
・生活に困窮している人に対し、「生活・就労サポートセンター」できめ細かな相談支援を実施するほか、貧困の連鎖の防止に向け、子どもの学習意欲に配慮した寄り添い型学習支援を拡充するなど、生活困窮者自立支援の充実を図ります。
■健康増進、医療の充実
・複数のがん検診を同時受診できる体制を充実するほか、大腸がん検診について、40歳から69歳までの検診料を無料とするなど、より受診しやすい環境を整備します。
・地域医療の拠点となる市民病院において、がん治療のさらなる充実を図るため、より精密で体への負担が少ない手術が可能となる内視鏡手術支援ロボットの整備を進めます。
■生活の安全
・防犯灯のLED化を促進するとともに、地域防犯ボランティアリーダーの研修や青色回転灯支援事業など、地域安全活動への支援を継続します。
・所有者による適切な管理が行われていない空家等について、適正管理と利活用を進めるため、空家等対策協議会を設置し、「空家等対策の推進に関する特別措置法」に基づく空家等対策計画を策定します。
■総合防災体制の充実・強化
・災害発生時の被害を最小限にとどめ、早期に復旧・復興が可能な「強靱(じん)なまち」を構築するため、想定されるあらゆる事態を洗い出し、リスク対応や対策を定める「国土強靱化地域計画」を策定します。
・災害時の避難者支援として、すべての指定拠点避難所にエコノミークラス症候群対策に有効な圧迫性の高いストッキングを備蓄し、全中学校に災害用仮設トイレを整備するなど、受け入れ体制の強化を図ります。
・防災啓発活動や発災時の応急対応などの核となる人材を育成するため、日本防災士機構が認定する「防災士」資格の取得を支援するなど、地域防災力の強化に努めます。
・災害対応の拠点となる新庁舎の建設について、大規模災害時に機能を確実に発揮できるよう、通常の建物の1.5
倍の耐震性能を確保するとともに、災害対策の中枢を担う災害対策本部室を常設し、周辺フロアに危機管理部門を集約するなど、迅速かつ適切な災害対応を行えるよう整備します。
・消防力の充実強化について、南消防署の整備のほか、都市間連携による総合防災力の強化を目的とした消防の広域化のため、瑞穂市、山県市、本巣市および北方町との4市1町で協議を進め、平成30年度からの事務受託開始を目指します。
・計画的に市内各所の排水機場の設備更新を行うほか、地下式道路いわゆるアンダーパスの冠水対策を図るなど、水害に対する多面的な対策を進めます。
・水道事業について、災害対策および老朽化対策として配水管布設替をさらに推進します。